やっぱり凄いぜジェマーソン弦 極太フラットワウンド極上ベースサウンド

LA BELLA 0760M James Jamerson Set

 

問答無用で弾きたくなる弦

 

思うところあり、1ハムのブラッククラウド5弦をハイC弦仕様から一転、ジェマーソン仕様にチェンジしてみることに。

PUフェンスとスポンジミュートも追加したのも重要ポイント。実に『ベース』な堪らないサウンドが飛び出てきます。

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5弦にジェマーソン弦を張るとなると、ローBとのバランスを取るのが難しくなる点もあるのですが、まぁ、やりたくなってしまったものは仕方ありません。

幸いジラウドの中でも特に頑丈な個体の為、ネックの心配はなし。トラスロッドも軽く締めるだけでOK。

「ジェマーソン弦を張る恐怖を感じないのは逆に寂しい気がしないでもない・・」こんな矛盾を楽しむ余裕すらあって頼もしい限り。

 

1フィンガー奏法を使用した動画も撮ってみたのでこちらもどうぞ。ジラウドのファンクグルーバーを通し、ZOOMのカメラに直接ぶっこんでいます。

www.youtube.com

 

魅力は指離れの良さ

 

「ぶっとい音!」とだけ言ってるのも安直と言えば安直。

自分が感じるジェマーソン弦の大きなメリットを語るならこれ。

 

 『指離れの良さ』

 

言葉として正しいかはともかく、 感覚として非常に大事なポイント。

 

たとえば、ネック寄りかブリッジ寄りかどちらのポジションで弾くか?これも似たような話と言えるかもしれません。

張りも感覚も違うのは当然、出音も明らかに異なるこの両者。

立ち上がりの鋭さを狙うならブリッジ寄り、もっと太くゆったり弾くならネック寄りなど、状況と好みに応じて使い分ける人も多くいるはず。

 

さて、ここで欲張ってこんなことを狙うとしましょう。

 

「もっとぶっとく鋭く高速に量感も出したい!」

 

めちゃくちゃなようですが本気です。

 

「ブリッジ寄りは張りがあっていいけど量感がいまいち・・」

「ネック寄りは音太くなるけど立ち上がりがどうも・・・」

「どこで弾いても何か弦がたわんで鬱陶しいんだよな・・」

 

こんな悩みにジェマーソン弦最高。

 

暴れずたわまず立ち上がりも量感も抜群。ネック寄りのポジションでも強力な張りが維持されます。弦がいつまでも指にひっついてくるような心配がありません。

と言うか、ジェマーソン弦の抵抗をまともに受けながら弾いてたらたぶん、指が壊れちゃいますね。

前述の動画でも確認できる通り、弦を横に引っぱったり一生懸命たわませようとするのではなく、軽く押しこむぐらいの意識で弾くだけでも想像以上のボトムが出せるのが魅力。

 

皮肉と言いますか、これで張りが緩すぎる弦だった場合、いとも簡単にたわんで指にひっついてきたりする為、弦を綺麗に鳴らすことが逆に難しく感じる面があります。

強力な張りのジェマーソン弦だからこそ脱力しやすくなるこの感覚が本当に面白い。

かわりにブリッジ寄りのポジションの実用性が疑問になったり、そんな代償もはらんではいますが、ラウンド弦では味わえないこの感触とサウンドを是非とも味わってみてほしいのは確か。

 

弦を頑張って横にひっぱることがどれだけ疲れるか、それを確認するにもおすすめ。自然と縦振動のタッチの有用性に気付くことができるようにもなるでしょう。

 

挫折しても忘れられない存在

 

もうあれです、ジェマーソン弦を張ったベースばかり弾いていると、いつも弾いてるベースが「え!これギター!?」って言いたくなるぐらいに感じられるようになります。

 

「こんな弦細かったっけ!?」

「こんな緩くて繊細なもんだっけ!?」

「こんな力いらないんだっけ!?」

 

ドラゴンボールの重りのごとく、勝手に修行になってしまうのが楽しい。

 

それぐらい別物、超強力なのがジェマーソン弦。強度のないネックではそもそも張ることすら厳しいとんでもないやつ。

正直、必ずしもおすすめとは言えない存在であるこいつ。張っては嫌になりを繰り返し、自分も久々に帰ってきた感じ。

でも本当、一回この弦を鳴らしちゃうと忘れられなくなっちゃんですよね。

 

「もうやってらんねぇ!」って諦めても「やっぱあのテンションとボトム最高だよな・・」と未練たらたらに焦がれてしまう恐ろしさ。

物は試しでチャレンジしてみるもよし。トレーニング用に一本犠牲にして張ってみるもよし。完全メインにして攻めるもよし。

いつもの弦交換の感覚だとちょっと高く感じるかもしれないけど、一生張り替えない覚悟を決めればこんな安い弦もありません。 

 

頑丈な自信のあるプレベとかを持ってるなら絶対一回は張ってみてほしいですね。さらにスポンジ詰めてネック寄りで弾いてみれば感動すること間違いなし! 

 

「あ!ベースだ!」

 

誰も否定できない概念的サウンドを実現できます。

 

 LA BELLA 0760M Deep Talkin’ Bass, 1954 Style

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