「理論=難しい!」に直結させなくてもいい
先日、FumiSoundのサウンドデモを録った際、
3フィンガーで何かやって!
リクエストがあり、急遽フレーズを作りました。
んで出来たのがこれ。
短いですがそれも「30秒ぐらいで」って指定ありです。
この時に考えたのは、
まぁドリアンとか
ペンタトニックでいいか~。
んで♭5まで行きゃいいわな~。
そんな事。
考えたと言うより、ごくごく当たり前な感じ、勝手に指が動いたって方が正しいかもしれませんし、そこまで深く考えてない為、正直よく分かりません。
テキトっちゃテキトー。理論付けあるっちゃある。感覚だけっちゃ感覚だけ。
確かなのは、そういう意識が働いたって事。そういう理解が自分の中にあったって事。それでフレーズが出来たって事。
で、動画を撮った後、ソッコー頼まれたのは、
同じフレーズで
4弦もお願い!!
あいよ~って流れ。
ところがこれがちょっと厄介。
完全にB弦のイメージで作った、弾いた為、E弦そのままでやってもピンと来なかったんですね。
何かつまんねーな、らしくならねーなと。
そしてE弦を一音下げ・ドロップDにして弾いたのがこれ。
スピード感、ヘヴィでアグレッシブな雰囲気、5弦とはまた違った形で出せたと思います。
これが理論と何の関係があるかって、
【指板の把握】
そこに多大な影響があった次第です。
ドロップDにするとただ弦を一本上げればいいってんじゃ済まなくなる為、フレーズの構成、指板の位置関係をより理解する必要があったんですね。
と言ってもまぁ、前述した「ドリアンとかペンタトニックでいいか~」は変わらないんですが、そこにより加わるのが、
【インターバル】
音程やら度数の話。
B弦だろうがE弦だろうがドロップDにしようがそこは同じ。
「チューニング変わったからええと・・・2フレットがEになって・・・4フレットがF♯になって・・・」
とかいちいち考えず、
解放!オクターブ!
短三度!四度!
フラット5!
って感じに把握して弾きました。
ものすご~く大雑把に話してるので、理論について語るには問題あるとも思います。
でも本当、それぐらい感覚的に使える、ぼや~っとしてる、でも形に出来るっていう、意外とそんなモンだって気もするんですよね。
悩みに悩んで理論から脱却できない、壁を壊せない、記号の当てはめになってしまって抜け出せないなど、ハイレベルに深刻になればまた違うのかもしれません。
ただまぁ、自分の場合、そんな領域に辿り着いた事が無いので、とりあえずは困ってません。
「タッチを鍛えよう!」なんて言ってる身ですが、
"ベースらしさ"なんてのをいくら極めようと思ったって、
ポンちゃんさ~?
ここギターみたいに弾いて!
コード鳴らして!!
「あいよ~♪」
ってのが現実だったりもします。
でも別に、それが苦痛になるなんて事も無いし、繰り替えすようですが、そんなモンだと思うんですよね。
そしてそういう際、理論を知っているととても便利。ベースでも簡単なコードだったらすぐに構築できます。
「お~それそれ♪それやって~♪」ってすぐに対応できたりしますし、少なくとも自分は損をした事がありません。
こういうバチバチしたスラップをやるにも、
「ドリアン~~ペンタトニック~~でいっかぁ~。」って、上とほとんど同じような感じで弾いてたりします。
それが慣れてる、好きなんでしょうね。
記号っちゃ記号っぽい感じでも使い方でもあるけど、何も考えず感覚的に出来るようになるっちゃそうだし、やっぱ損は無いかなぁ~?
思うに、シンプルなフレーズでも何でも、安易な理論だろうが高度だろうが、それを活かすのって、
【タッチ】
【ピッキング】
結局、これなんじゃないかなって。
そこが淡泊すぎる、抑揚も表情も無さすぎる、あまりに棒読みすぎるっていう、そうなっちゃうと何やっても厳しい気がします。
どんなに素晴らしい映画作品とかでも、吹替えでブチ壊し、雰囲気もクソも無い超棒読みなんて事があるように、文章だけ読めても意味が無い、それって結構分かりやすく共感できると思います。
理論が悪かどうかって、そこそれだけで考えるから話が変になってしまう、ほんとそうなんじゃないかな。
結論を出すとかそんな事はどうでもいいと申しますか、それでも個人的な結論を出すとしたら、
知ってて
困った事が無い。
これかなぁ?
ロックなフレーズ弾くにも、メタルでゴリゴリやるにも、理屈抜きだ~ってのが分かると同時に、分解も理解も可能だよ~んって思います。
それが分かってなお、
意味不明!!
どうなってんの!?
そんなサウンドとグルーブを叩き出すプレイヤーにとてつもない魅力を感じる次第。
耳を育てて損なし。
理論知ってて損なし。
音と弾き方鍛えて損なし。
どれも後天的に鍛えられる。
前向きに楽しむのが一番だよね~。
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