ポングとパッシブ(中編)
ジラウドのブラッククラウドは13~14年間かな?
ず~っと使い続けてきたこのベース、思い入れって意味ではまさに別格の存在です。
このベースを使う事で、本当に多くの学びを得たと断言できます。
一方、前回お話しした通り、どうにもならない違和感に気付きました。
そしてその違和感とは何か?
「やっぱジャズベが好き!」
この一言に集約される気がします。
「完璧なジャズベースを作る!」というのがジラウドのコンセプト、特にJ-BASSのそれにあったと思います。
そのコンセプト、確率されたオリジナリティ、度肝抜かれる凄まじいサウンド、本当に心から魅了されてきました。
しかしどうやら、
自分が求めてやまなかったのは、
【もっと緩いベース】
そんなモンだったみたいです。
弾力、しなり、粘り、肉感、立体感、そういった柔らかさ、しなやかさが欲しい、より強固ではなく強靭であってあしい、そんな思いを強く持ってる事が分かりました。
「だったらブラッククラウドをパッシブにすればいいじゃん!PUはシングルコイル!位置も60年代基準だし!」
ってこれがまぁ、そう都合良くは行ってくれなかったんですね。
実際、パッシブにも切り替えられるようにしましたし、ポットもCTSのやつとかにしたり、よりそれっぽさが出るように実験しました。
でも結局、欲しかったジャズベ感は出てくれませんでした。
このベースはやはりアクティブにしてこそ輝く。普通のベースじゃ絶対出せないサウンドにしてこそ意味がある。素晴らしくレンジを広げた方がオリジナリティを出せる。
確信を得た次第です。
それが分かったからこその決意、原点回帰と言うか、そもそも知らない分からない、そこをもっと勉強しなければいけない。
もう意地を張ってる場合じゃない、超シンプルなパッシブジャズベに再び手を出しました。
アルダーボディにローズウッド指板。ブリッジもスパイラルで何の特別感も無し。本当にシンプル。超王道サンバーストのジャズベ。
ここまで普通のスペックなのは初めてかもしれません。
そしてま~、これが衝撃だったのなんの。
「あれ!?こんな良いの!?」
「こんな使えるの!?」
「こんな真っ当な音が出るの!?」
「フロントも良い!リアも良い!」
「こんなまんま使えちゃうの!?」
「ジャズベいい!」
参っちゃいますよね。
ジラウドにしても考えてみれば、ネオパッシブのメビウスJBのフレットレスの音が大好きでした。
ジョイントは違えど、見た目も音もほとんど普通のジャズベです。
所有してるメビウスPBにしても、やっぱりシンプルで凄く良いんです。
よりフェンダー系である方がすぐ好きになっちゃう、出したい音が出せる、ネオパッシブで十分な手応えがある、腑に落ちてしまうんです。
となれば考えるまでもなく、
ジャズベ大好き!
それもなるべく普通!
もっと早く確信を得るべきだったんでしょう。
ただ、そうは言っても純パッシブじゃ物足りない、使いたくない、やっぱりレンジを広げたい。
どうにもならない不満を感じ、せっかく手に入れたパッシブジャズベですが、アクティブ化する事を決意します。
普段は5mのケーブルを使ってるんですが、これが本当、1mのケーブルを使うとめちゃ良い感じになるんですよね。
という事は、最低でもバッファは載せた方がいい。そっちの方が絶対好みの音になる。何でも出来るようになる。
加工する前から確信を得ていました。
そして結果は大正解。
「やっぱアクティブだわ!」
「ローインピーダンス出力だわ!」
「パッシブまんまは俺には合わない!」
物凄く理想に近付いたと満足しました。
しかし・・・・
続く。
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