PUフェンスとスラップと20フレット
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入手以来、完全にハマってしまったジラウドのメビウスPB。そして予想外に気に入りつつあるのがPUフェンス。
スラップによし。指弾きに使ってもよし。以前は全然合わなかったのが嘘のような状況。
ただ、ちょっと気になることが出てきて微妙に困惑。
「21フレットが邪魔・・」
まさかこんなことを思うとは想像もせず。
しかし否定できない事実。
スラップ時、特にサムピングのアップダウンをやろうとするともう露骨なぐらい気持ち悪い。たった1フレット分がこんなに邪魔に感じるものかとま~びっくり。
こだわる人がこの辺りにうるさいのは知っていたけれど、それが自分にも起きるとは完全に想定外だったなと。
ジラウドベースにも20フレットモデルはあるけれど正直言って数は限定的。入手は困難を極めると言っても過言じゃない。
中でもプレベはさらに少ないはずなのでほぼ絶望的。どうしてもってことならツバ出し延長の部分をブッた切るしか方法がなさそう。
まぁ、スラップはほとんどやらない人間なので特に問題はないんだけれど、あらためてフレット数って厄介なポイントだと思わされた次第。
これがもう24フレットとかだったら自分はまったくスラップしたくならないだろうなって痛感。
やるんだったらフレットレス指弾きオンリーなんて感じで割り切らないと絶対受け付けないと想像。オールラウンドなんてのも狙わず特化させた方が良い。
せっかくPUフェンスが気に入ってきたのに惜しい部分があって残念。邪魔と切り捨てるにはまだ発見がありそうだし、それこそ自分のスタイルの一部になる可能性だってある。
本当に侮れないアイテムだと再確認。相性の問題が確実にあるだけにばっちりハマったら威力絶大。「これがなきゃスラップできない!」ってなるのも理解できる話。
ジェマーソンのファンからすれば1フィンガーにも最高。
それにしても100%多弦ベースフリークだったのが完全に崩壊してて苦笑いする。
プレベがこんなに良いものか、PUフェンスごときにこんな心動かされてしまうのか、基本的なことをまったく知らないのか、反省と新鮮さと押し寄せてきて色々面白い。
PUフェンスなんて古いフェンダーのそれに元々付いていたもの。これを邪道だの甘えだの考えるのは愚。それを言いだしたらピックガードすらも禁じ手になりかねない。
ジェマーソンもマーカスも否定して切ろうってのはなかなか勇気がいる。気にするだけアホらしい。
そんなことを考えるぐらいだったら自身に本当に合っているフレット数を見つけた方がよほどに効果的。大は小を兼ねるで24フレット以上を選択なんてのはよろしくない可能性がある。
「20フレット最強!」と極端に走ったとしても納得する違いは存在すると感じる。
たった1フレットの差でも侮れない。どんなに高級で凝ったスペックでも設計から根本的に合わないのはまずい。
どんどんシンプルなベースが好きになっていってるのが何とも悲しいが、やっぱりそれだけフェンダーの生み出した楽器は凄い、そうそう超えられるものではないと納得。
計算してかどうかは分からないが、PUフェンスも現役で使えるアイテムなのが脱帽。アンチフェンダー負け続けでもはや清々しい気分である。
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