タッチの見直し
ジェマーソン弦、エクストラスーパーライト、極太と極細の両方を試してみたり、色々実験したい衝動に駆られている、ここ最近。縦振動のタッチの研究に関しても、見直している日々を送ってます。
そこで気付いたのは、
「弦を押し込む前に弾いてしまっている」
どうもこれがよろしくない感じ。前から分かっちゃいたけど、もっともっと踏み込むべき、じっくりゆっくり認識してみるべきだと、新たな練習を取り入れてる次第。
内容的には、以前に撮ったこの動画みたいな感じ。押し込んでるつもりが変なところで脱力してないか?あらぬ方向に引っ張ってないか?せっかく押し込んだ力を無駄にしていないか?その辺りを細かくチェックしていくのは同じ。
では、最近始めた練習とは何か?この動画の中でやっている事と何が違うか申しますと、
「極限までゆっくり弾いて太く大きな音を出す」
言葉にしてみるとこんな感じ。
その中での意識を並べてみると、
・どんな風に弦を押し込んでるか?
・どこで指がしなり始めているか?
・どのタイミングまで肉が触れているか?
・表皮を滑らすだけで済まそうとしていないか?
・指が弦に負けてないか?
・弦を押し込んだまま鳴らす瞬間のどこまで我慢できるか
・鳴らす最後の瞬間に方向を誤っていないか?
こんな事が思い浮かんできます。
このトレーニングをしてみて分かってきたのは、こんな問題点。
・必要量の押し込みに達する前にもう弦を鳴らそうとしてしまっている
・スピードとタイミングに気を取られすぎて中途半端で浅いタッチになってしまっている
・振動方向や技にこだわる以前に弦をしっかり鳴らせていない
今までこのブログで触れてきた事なんだけど、それが出来ていない。高度な技を追おうとして、基本的な部分が貧弱になっている。もっと高めるには、さらに大元の方を振り替えなければいけない。そんな気持ちになってます。
今回の件でピンと来たのは、ジラウドの福田さんがよく仰っていたコツ。
『弦を掴む』
具体的に何のことかよく分かってなかったけど、今ならそこにちょっとだけ踏み込める気がします。「弾くまでが早すぎる」ともよく注意されてましたが、それもより感覚的に分かってきました。これは本当、また練習が面白くなりそうでワクワクしますね。
練習が面白い=何が起こるか?
『上手くなれる』
今の自分が具体的にどう上手くなると最高の気分になるか?
『音が太くなる』
その先も実感できるから楽しい。
まだまだ気持ち躍るって素晴らしい。
タッチの見直しに限らず美味しいヒントを生み出すであろう方法、
『超ゆっくり』
時にこいつが大活躍!
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