ベースと左手 (19) コンフォートのストラップで気付く力の入れ方

ベースと左手 (19)

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Comfort Strapp

 

伸縮性に優れ、肩への負担を軽減する嬉しいストラップ。

入手が容易なのも美味しいポイント。

もはや定番と言っても過言ではない安心の流通量。

ストラップ探しに迷ったらとりあえずおすすめしておきたいところ。

 

利点でも弱点でもある伸縮性

 

体への当たりがソフトで心地よい一方、その伸縮性が仇になるように感じるのも本音。

重い楽器を使用したり、激しいアクションなどをともなう場合、ビヨンビヨンして安定しなくなるような印象があります。

 

このあたり、本革製のものはびくともしないのが頼もしい。フォームを安定させる意味において、幅広の本革ストラップに勝るものはない。

 

コンフォートが優れた製品であることに間違いはありません。しかし完璧とは言えない部分もあるから世の中とは難しい。

あの独特の伸びる感じが苦手なようだと、相性が悪い可能性が高くなりそうです。

 

伸縮性を利用した力の使い方の確認

 

ここで本題。コンフォートを利用したフォームと力の使い方の確認。

 

やるべきことはいつも通りの演奏。楽器の重さも特に意識せず弾いてみる。

そしてストラップが伸びるような感覚があったらそこに注目。左手のフィンガリングに違和感を覚えるようなら問題があるかもしれません。

 

何が問題かと申しますと、ネック・弦に圧力を加えて押さえるのではなく、楽器を下げようとしているような力の使い方をしている可能性があります。

極端に言えば、頑張って楽器を落とそうとしている感じ。下方向への力を加えるに従いストラップも伸びてしまうと。

 

下方向だけではなく上に持ち上げようともしたり楽器がフラフラ動くなど、冷静に確認していってみると安定感を妨げる様々な要因が見えてきそうなところ。

弦を持ち上げたり引っぱるような弾き方がデフォルトになってしまっている場合、当然のことながら、ピッチに対する悪影響になると考えられます。

 

楽器を安定させようと過剰にネックを握ろうとしたり力みが生まれれば、スムーズなフィンガリングの妨げになるだけではなく、最悪は怪我の原因にもなるから怖い。

見方によっては、自ら肩へ食いこむように圧力をかけてしまっているとも言えそうですし、それが肩こりを誘発する原因にもなったりして?

 

・重すぎずバランスの良い楽器

・自然に構えられる安定したフォーム

・確実で無駄のないフィンガリング

 

これが揃っているならば、ストラップが過剰に伸びてしまうような状態は避けられるのではないかと考える次第。

 

「本当にコンフォート側に問題があるのか?」

「実は自分の方に原因があるのではないか?」

 

こう意識して使ってみるのもおすすめ。

状況によっては意外なほどの収穫にもなるんじゃないかと思います。

 

立って弾くのと座って弾くのは違う

 

よく言われていることですが、これは本当、条件がまったくと言っていいほどに異なるものだと感じるところ。

 

これまた極端な話、腕と足で楽器をサンドイッチして安定させるようなフォームに慣れてしまっている場合、いざ立って弾く際に確実に違和感が発生することになるんじゃないかと。

いつも楽器を支えてくれる足が使えなくなるわけですから、それだけホールド感が甘くなってしまう可能性があります。

そのチグハグに加え、左手は楽器を落とそうとしている、ストラップが伸びてしまうような力の使い方をしているとなると、明らかに効率からは離れてしまっていることになるはず。

 

これは左手の問題だけではなく、右手についても注意すべき。

 

・親指を力いっぱいPUに固定しようとしていないか?

・下側に過剰に圧力をかけていないだろうか?

 

色々チェックしてみると面白い。

 

コンフォートの伸縮性に好みが分かれるのは確か。ただ、その原因を作っているのは自分自身の可能性もある。

「理屈じゃねぇぜ!」という姿勢でお構いなしに行くなら特に問題はないであろう一方、安定したフォームを希望、苦痛や疲労からの解放を願うのであれば、真剣に向き合った方が良いのではないかと考える次第。

 

特に激しくアクションするわけじゃないにもかかわらず、やたら伸び縮みするような印象を覚えたら要注意。

フォームの確認、左手右手のチェックをしてみることをおすすめします。

 

COMFORT STRAPP Pro Bass Short 84-94cm

COMFORT STRAPP Pro Bass Short 84-94cm

 

 

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