ベースと左手 (4) 3フレット4フィンガーフォームに対する疑問

ベースと左手 (4)

 

指を無理に広げない弾き方

 

3フレット4フィンガーのフォーム。正式名称やら呼び方は違いそうですが、コントラバスの世界などではスタンダードでしょうかね?

エレクトリックベースにおいてもこの方法を意識することにより、演奏が非常にスムーズになります。

先日の話の通り、1フレット1フィンガーを維持するのはかなりの負担になる可能性があります。その為、無理なストレッチなどをしなくても弾けるようになる意味は非常に大きい。

 

たとえば1フレットに人差し指、1フレットに中指と、順に弾いていきます。そこまではいつも通りとして、問題になるのは次の3フレット。

ここで薬指ではなく小指を構えることによって、無茶なストレッチや負担などを確実に減らせます。

フレットがないことに加え、サイズも特大なのがコントラバスという楽器。正確な音程を維持するためにも重要な方法になるでしょう。

 

ゆえにこれは、エレクトリックベースにおいても非常に有効。特にローポジションを弾く際において、絶大な効果を発揮してくれます。

素早いポジション移動が求められる面もありますが、指を不自然に伸ばすフォームを維持するより、遥かにリラックスして弾けるようになるはず。

 

厳しい現実もある

 

非常に理に適っていそうなこの方法。個人的に疑問になるところがあるのも本音だったり。これを妄信して弾けないフレーズが出てくるというのも、ちょっとまずい話ですよね。

 

このあたり、メタルとか速弾きをやってる人なんかには、分かりやすく伝わるかと思います。

ギター基準の異常なスピードや複雑なフィンガリングなど、それを要求される世界は本当に過酷。ジャズやフュージョンの世界でも同じようなものかもしれません。

複雑怪奇なユニゾンが求められるのも当たり前。弦楽器以外から生まれたフレーズ、理不尽な弾きづらさがあるのも常。泣き言なんて許されない恐ろしさ。

 

それを考えるとやはり、すべての指をちゃんと使えるに越したことはない。フォームを律儀に綺麗に守ることが目的になっていてはいかんぞと。

 

理想論・実用外になってしまうのは疑問

 

「ローポジションでは薬指は使わない」

「指を広げる必要はない」

 

それで済めばいいんですが現実は厳しい。とてもそんなことを言ってられない場面というのも多々あります。

繰り返しますが、律儀にフォームを守ってるだけみたいな感じだと、実用外の理想論になってしまう可能性があるわけですね。

 

・もっと実用的に弾きやすくなる方法はないか?

・より理想の実現のための良い選択肢がないか?

 

それを自分なりに探していった方が良い。

 

一言で言うなれば、 

 

臨機応変

 

やっぱりこれが大事。

 

無責任なようかもしれませんが、でも本当、明らかに実践に無理があるのにそれを律儀に守ったり、頭固くガチガチに構えてしまうのは考えもの。

他の楽器の方法論をそのまま流用するのが理想とは言えません。エレクトリックベースならではの方法というのがあって然るべきでしょう。

 

また、エレクトリック楽器だからこそ、無茶が可能になる面も絶対にあるはず。

ギターからの流用、コントラバスからの流用、それもいいですが、そこで止まってしまうのはどうなんだって話。そのままでは絶対きつくなる。

 

『エレクトリックベースならではの弾き方』

 

これをもっと研究していきたいですよね。

もっとさらに試行錯誤されていくべきではないかと考える次第です。

 

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