失敗したベース選び 失敗しない・失敗したくないなら原因を把握する

失敗を恐れるならばこそ考えたい

 

ダメージを恐れるあまり、

 

「失敗したくない・・」

 

こういう方向で考えてもしまいがちな楽器選び。

 

でもこれと言うのは、ちょっと後ろ向きな姿勢ですよね。一生の愛機になるかもしれない存在を選ぶのに、リスクばかりを意識するのも寂しい話。

 

そこで今回、

 

『明確な失敗』

 

実体験からこれを語りたいと思います。

 

「これは駄目!やっちゃいけない!」って事を把握しておけば、それだけ失敗の確立も減るはず。より前向きに、より好きな楽器を手に入れる事が出来るんじゃないかと。

 

 

めっちゃくちゃ重いの買っちゃった

 

これは本当、アカンです。どんなに音が良くても肉体が拒絶するなら実用外。持つだけで精神的にしんどいのは完全にアウト。

でも、買う時はそんなこと考えなかったりするんですよね。大体、後になって気付くから恐ろしい。

 

「ちょっと重いけど・・・」

「慣れれば大丈夫だろ!」

「この音には代えられない!」

 

こう思うものなんですよね。

 

で、いざ買って使ってみた結果、どうなるか?

 

「どうにもならない」

 

全然、大丈夫でも何でもありません。弾けば弾くほどその重さにうんざりします。最悪、体も壊れるし、心も折れます。

そして「ストラップを良い物にすれば!」とか考えるのもお約束。しかし、いくら悪あがきしたって現実も事実も変わりません。

 

『重い物は重い』

 

当たりが柔らかい、弾力のあるストラップとか良いだろうと手を出しましたが、重すぎる楽器の場合、弾力が仇になって変に伸びちゃったり、逆に弾きづらくて参りました。

じゃあ、本革製の良いやつにしてみるかと買ってみたら、そのストラップ自体も結構重かったり、さらに重量が増すなんて事にもなったり。

 

自分が持ってた中で最重量のベースは、

 

『6kg』

 

下手すりゃ2本分クラスの重さ。

ケース、小物、全部含めると、10kgオーバーの荷物になってた時期もありました。

 

試奏における怖い見逃しは、

 

『移動時の負担』

 

徒歩が多い場合、地獄と化します。

 

車移動が主、スタッフに任せちゃうなんて事ができる人ならまだしも、全部一人が基本となると、常にデメリットと隣り合わせ。体力筋力に自信がないんじゃ、全くおすすめできません。

 

自分の基準で言うと、5kgオーバーはそれだけでアウト。現実的なところで、4.5kg以内。贅沢を望むのであれば、3kg台で済む方が絶対良いですね。

 

小さすぎた・軽すぎた

 

前項とは一転、これも問題あり。要するに、あんまり極端な方向に行っちゃうと駄目なんですよね。

楽器って人間が弾く物、実際に体を使う物。バランスを無視してる、人体の構造を無視してるなど、条件的に良いはずがありません。

 

例えば、低音弦側のボディホーンが極端に短い物なんかには、要注意。

やたら1フレットが遠く感じる、腕を変に伸ばす必要がある印象を受けるなら、弾きやすい楽器とは言えない可能性が高いです。

 

小型なほど楽かと言うと、そう単純な話ではありません。

体に全然フィットしない、腕から何から全く安定しない、どうにも違和感が消えないなど、それじゃ楽になるどころか負担が増えてしまいます。

 

・楽器がフラフラするから無理にでも支えようとする

・意識的に固定しないと弾きづらい

・根本的にしっくり来るポジションが無い

 

これじゃ楽に弾けるわけがないですよね。

 

小型に慣れた後、いざ大型の楽器を弾いた際に、

 

「すげぇ安心する!」

 

こんなんじゃ本末転倒。

 

どんなに軽くても、小型でも、それが利点になるとは限りません。

人間が弾く事に対して無神経、理屈ばかりで実用性が考慮されてないのであれば、楽器として優れてるとは言えないでしょう。

弾きづらいだけでなく、音がスカスカすぎて使い物にならないとか、論外。望んだ音が出ない、良いフォームを維持するに四苦八苦、常にストレスを抱えるのは最悪。

 

前回の失敗を活かそうと極端な方向に行くのも、かなり考え物です。

 

木目で選んじゃった

 

これもやらかしました。

そして見事に手放しました。

 

「トラ目バリバリ!」

「これ絶対最高!」

「良いに決まってる!」

 

のはずが、最悪の結果の実体験。

 

木目先行パターンで怖いのはネック。ちゃんと状態が安定してる物を選ばないと悲惨です。

木目が凄いから特上素材かって、そう単純な話ではありません。実際、グニャグニャに捻じれ、曲がり、どうにもならなくなった個体に当たった事があります。

これと言うのはまぁ、木目云々に限らずの話でもあるんですが、そういう冷静な判断をスッ飛ばしちゃう可能性があるから、魅力的な木目って厄介なんですよね。

 

前述の重量についてもそうですが、憧れ、見栄、その場のノリで決めると、後でとんでもないダメージが返ってくる可能性があります。

冷静になった際、酷いリスクを抱えてる事態に気付くはめになるかもしれません。

 

音的な面を考えた場合、薄っぺらくてしかも、軽い木をトップに貼るとか、その合理性や目的はどこにあるのかと疑問になります。

硬質で目の詰まった材を厚めに貼るならともかく、接着剤と合わせた余計な層が生まれるってのは、如何なものかと。

 

木目に限らず、珍しい材料、木工を駆使した構造など、この辺りを売りにしている物には、気を付けた方が無難。

ケンスミスやMTDなど、長年のノウハウが蓄積されて実績もある工房ならともかく、「テキトーに豪華にしときゃいいんだろ?」って感じに、無駄にごちゃごちゃさせてるみたいなやつは非常に危険。

 

『楽器は楽器、絵画や宝石ではない』

 

この意識を持ってた方が失敗のリスクは減るでしょう。

そういうのが好きなら完全に割り切った方が良い。

 

見た目はどうでもいいって話ではありません。ステージパフォーマンスの核になるなら、見た目重視の選び方だって健全。

それこそ、ブッ飛んだ変形とか潔いし、モノにしちゃえば実にかっこいい。問題なのは、何のメリットも存在しない、成金的木目重視みたいな姿勢。

そういう要素ばかりが気になるようならば、好みの方向性が相当おかしくなってると認識を改めた方が、正解に近付けるかと思います。

 

ツマミが多いほど良いかってそんなわけない

 

これもありがちでしょう。

売り文句にもよくあります。

 

「ジャンルを選ばない」

「多彩な音作りが可能」

「オールラウンド!」

 

多機能な楽器のお約束ではないかと。

 

でも、これって思う事があります。

多様性の部分、それを真に決めるのは、

 

『自分自身』

 

何でも弾けるかどうかは楽器に委ねるものじゃない。プレベ1本だってロックでもジャズでもイケるんだから核心部はそこじゃない。

 

『絶対使える音』

 

これが一つあるかどうか、それが楽器選びの最重要ポイントだと考えます。 

 

そもそもの必要な部分が機能しない、魅力もない、肝心の芯がボヤけてる、それじゃ何をやっても無駄。

ツマミを弄っても、エフェクターを通しても、アンプ側で頑張っても、大元が腐ってるんじゃどうにもなりません。

 

「アクティブ・パッシブ切り替え可能!」

「シリーズ・パラレル・シングル切り替え可能!」

「3バンドEQ+帯域の変更可能!」

 

こういうに惹かれるのも分かりますし、実際にバリバリ使いこなせるなら、問題ありません。

一方、自信がないとか保険のつもりで手に入れると、迷いばかりが生まれたり、セッティングが延々決まらなかったり、どうにもならなくなる可能性が高い。

穿った見方をすると、楽器を作ってる側もそんな風に迷ってたり、実のところは、物にも音にも自信がないなんて可能性もある為、何やってもピンと来ない楽器はやめた方が無難ですね。

 

無闇な多機能、ツマミの数で解決できる問題ではない、根本の部分。100の使えない音があるより、たった一つでも使える音がある方が絶対良い。

  

メインじゃないけどいつか使う!は大体使わない

 

これも典型的なパターン。

気持ちはよく分かるけど、大体において、

 

『使わない』

 

ほぼ活躍せず終わっちゃうのが悲しい。

 

よっぽど惚れ込んだ素敵な楽器、絶対必要になる場面がある、積極的にその場面を作っていくなんて事でもない限り、高確率で手放します。

他に欲しい物ができちゃったなんて場面に遭遇したら、一気に冷めてお別れするでしょう。

 

サブの楽器を用意しておこうとか、微妙な違いがあるから両方使い分けようとか、大体上手くいかないですよね。

と言うか、必要性がほとんどないし、同じスタイルの楽器を複数所有してたって、結局弾けるのは一本、体は一つしかないってのが現実。

 

備えあれば憂いなしってのは大事。でも、過剰な備えに苦心するのは本末転倒。

大枚犠牲にするのは勿論、それを管理していく手間も増えるとなると、まぁやっぱり、心折れてしまうのがオチではないかと思います。

 

お堅く構えたり、目的重視、実用性だけを求めて生きるのも、確かに考え物。遊びがない楽器選び、無機質な選択ばかり強いるのは、堅苦しくつまらないのも事実。

しかし、消費の快感を得たい、衝動的、中毒症状のように楽器が欲しくなるのは、よろしくない兆候でしょう。

 

それを目的に楽器を買うのはどうなのか、今後もずっと続けていくのかって話。

自問自答、罪悪感があるようなら、尚更ですよね。悪い癖だと自覚がありつつ買ってしまうのは、かなりの重症。

 

絶対に来ないだろう、

 

『いつか』

 

その為に時間もお金も犠牲にし続けるのは考え直したい。

 

「お!」

「安い!」

「欲しい!」

「買った!」

 

「売るわ・・・」

 

この無限ループは本当に不毛。

 

毎日のネットサーフィン、物色は本当に中毒になります。楽しくて好きなのも分かるだけに、非常に恐ろしいものだと痛感する次第。

 

オーダーメイドは底なし沼だった

 

一見、最高の選択肢。一方、無限地獄になりかねない恐怖と隣り合わせ。ほぼフルオーダーで3本作った事がありますが、現在は全て手放しています。

 

オーダーメイドの何が怖いって、

 

「もっとこうしたい!」

 

欲がどんどん出てきてしまうんですよね。

 

最初は「マジで最高!」と思うんですよ。「これ以上はない!」「俺の為の楽器だ!」って満足する。周囲の評判も良ければ、気分もまさに有頂天。

しかし恐ろしいかな、どこまでも欲深いのが人間という生き物。上を見すぎてしまう、先を知りたくなってしまう。

 

その結果、

 

「駄目だ・・これじゃ物足りない・・・」

 

段々と不満を感じるようになってしまうんです。

 

例に挙げるのは不謹慎、お門違いってもんかもしれませんが、例えばアンソニー・ジャクソン。あの人のフォデラのコントラバスギターとか、何回バージョン変わってるんでしょうね?

10年以上は使ってきただろう最終形にしても、結局は新型に持ち替えてしまいましたし、本当にとんでもない追求だと思います。

 

どこまでも自己の理想を追い求める姿勢、それが素晴らしいのは確か。

生涯をかけて挑み、誰も真似できない高みに到達している、偉大な音楽家。それだけの実績があるのも、間違いない事実。

 

一方、どれだけの時間をかけたのか、財産が必要になったのか、冷静に考えてみると、怖い部分も見えてきそうですよね。

それを追及してるからこその、アンソニージャクソン。多くの支持、協力を得てきたのだと思いますし、到底真似のできない崇高さすら感じます。

 

まぁ何と言いますか、そんな実績も実力もない個人の場合、果たしてどれだけのものを積み重ねられるのか、1から作ってどこまで形になっていくものなのか、かなり疑問になるかなと。

真の部分での協力をしてくれる人なんか見つからない可能性の方が高いし、大した目的もなく曖昧な希望をするだけじゃ、フワフワした物が出てくるだけで終わっちゃいそう。

理想の追求なんて良いものじゃなく、散財が続くだけじゃ、どこまで行っても虚しい。

 

ちょっと極論じみてますし、お説教臭い感じでもありますが、オーダーメイドの歓喜と絶望、恐怖を味わった経験がある身から言うに、安易におすすめできないのは間違いありません。

とことん本気でやるなら作り直しは当たり前、それこそ100万単位、1000万かって犠牲が必要になる可能性もあるし、相当な覚悟を求められると感じました。

 

さして得るものなく、吊るしの定番楽器の方が百倍良かったなんて事も、当たり前に有り得る恐怖。

目的も曖昧、実は理想像も見えてない、お金の使い方も下手って場合、この道はかなりリスキー。

 

楽器店での中古査定で実際に言われた話、

 

「個人のオーダー品はねぇ・・」

「特殊だからなぁ・・・」

 

「需要ないんですよね」

 

元が40万だろうが店に売ると5万円とか、それ以下の見積もりでした。物にもよりますが本当にこういう事があります。と言うか、実際に経験しました。

市場価値が付かない物は手放すにも悲惨です。

 

正直な話と印象、オーダーするならセミオーダーが無難ですね。フルオーダーにしても、基本形を崩していくのは、それだけリスキーになるでしょう。

余程に信頼できる工房、自分の目的に絶対の自信がない限り、難しい世界。その絶対の自信にしても、それがさらに高まり、次に行きたくなるから恐ろしい。

フルオーダーは我が道行く果てしない追求、相当な覚悟、ダッシュ力、実力が要求されます。

 

「欲しい物が世の中にない!」「この世に革命を起こしたい!」「よく分からんけど頭の中のこれを形にしたい!」なんて意志がとんでもない物を生み出す可能性もありますが、人任せにするだけでは決して実現できない世界なんじゃないかと思います。

 

やっぱスタンダードが良いよな!に潜むリスク

 

あれこれ疲れ果てた結果、定番に落ち着きたくもなるから面白い。

 

まぁほんと、スタンダードなジャズベやプレベとかの心地よさったらありません。実用的だし、バンドでの評判も良いし、もっと早く弾けば良かったと後悔、歓喜します。

ただ、これはこれで落とし穴がある、実は難しい面もあると感じるのも、本当のところ。

 

何が怖いって、

 

『ハズレを引く』

 

これですね。

 

特にコンディションの確認については、絶対に油断しないのをおすすめします。 

いくら良い音だと言っても、管理しきれないぐらい反っちゃう、根本的にネックが終わってるなど、それは楽器として致命的。

 

楽器店がちゃんと管理してるかって、意外とそんなわけでもないし、実際、新品なのに指板が割れちゃってるやつとか見た事があります。

元からそうだったのか、管理の問題だったのか、断定まではできませんが、いずれにせよ、楽器の扱いが悪い、信頼できない、そんな店で買うのはリスキー。

 

ちょっと安かったからって、どうにもならないハズレを引いちゃったら、全く意味がない。

そんなテキトーな管理の中でもビクともしない頑丈な個体を見つける、量産品から当たりを探すのも一つの楽しみ、醍醐味ではあるのかもしれません。

まぁでも、普通に考えて茨の道、リスキーな博打ってもんですよね。 

 

百戦錬磨、自分で調整も管理もできる人、本能的に良い楽器を掴めるまで鍛えられてるような人でもない限り、やる気を感じない店、メンテについて対応の良くない店で買うのはおすすめしません。

その辺りをどう判断するか、なかなか難しい話でもありますが、とりあえず、こちら側と距離を感じるような店は避けたいところ。

 

また、そのままの意味で、

 

『距離が遠い』

 

これに該当するお店も、色々辛いものがあります。

 

通うのが困難であれば、近場の良いリペアショップを見つけておくか、自分で調整、管理する力を身に付けた方が良いでしょう。

定番=バッチリ調整されている、そのまま問題なく使えるかって、そう都合良くは行ってくれないのが現実。

 

信頼できる店を知っておく、相談できる人に出会っておく、自分の好みを理解・把握しておく、それを実現できるようにする、とても大事な事ですね。

 

定番に何かちょっと加えたい! 結果、劣化しただけだった・・

 

これもありがちなパターン。

 

「定番の良さは分かった!」

「でもちょっとだけアレンジしたい!」

「自分らしくしたい!」

「豪華なポイントが欲しい!」

 

ついつい、何かやりたくなっちゃう、凝った仕様にしたくなるんですよね。

しかし、つまらない欲を加えたところで、結果はよろしくない。イメージしてる物と違っちゃう、手応えイマイチっていう、悲しい流れ。

 

これについては、前述した話もかなり絡んできますね。

 

・弾きやすさ重視

・派手な木目にこだわる

・ツマミがいっぱい

 

こういう要素を加えていくと、大抵よろしくない事になる印象。

 

ちょっとのアレンジのつもりが、

 

・ネックを薄くする

・ジョイントを削る

・配線を複雑にする

・小型のボディにする

・妙な木材にこだわる

・大は小を兼ねると24フレットを選ぶ

 

これじゃもう、別の楽器です。

 

大元がボヤけちゃうと、それだけ芯が無くなっていきます。 本来欲しかったはずの力強さ、定番ならではの実用性がどんどん薄まっていく悲劇。

 

そのリスクを取ってでも求めたい要素であるなら、問題ありません。それもまた一つの完成形、新たな楽器と言えます。

一方、表面的な事ばかりを気にしたり、安易な楽を求めるのはまずい。大した意味もない主張、不要な多様性を求め、リスク・デメリットを抱えるのはよろしくない。

 

定番を自分好みに料理するって、本当に難しい。大抵は貧弱化、過剰武装、肝心の機能が弱まる悲しさ。

定番の良さが分かったはず、それを求めもしたはずなのに、いざ手に入れるのは、

 

『別の何か』

 

これじゃ失敗を繰り返すだけ。

 

二兎を追う者、何とやら。あれもこれもと半端になるのは、やめた方が無難。楽器選びとは、要らぬ欲望との闘いかもしれません。

 

頑丈かつ直球は強い!

 

淡白なようですが、

 

『道具』

 

として見て優れてるかどうか、まずは考えたい。

 

芸術性、個性の追求をするのも良いけど、根本的に耐久性に難がある、フニャフニャなんじゃ困ります。そこで失敗してるともう、後からじゃどうにもなりません。

細かい事なんか一切気にしない大物になるのも良いですが、その大物なサウンドを出すにしても、頑丈な道具を使うに越した事はないはず。

 

一概に言えないってのもそうだけど、現実的に考えて、スカスカでチープな楽器を長く使い続けるのは、色々厳しい面があると思います。

冷たい話のようではありますが、愛着なんてのも足枷と言えば足枷。

 

いくら大切だって言っても、

 

・弱い

・重い

・弾きづらい

・音が悪い

・高い

 

これじゃ戦力外ですよね。

 

自分の経験、手放した事を後悔する場面も確かにあったけれど、良いのを買っちゃえば忘れるっちゃ忘れます。「

あれは手放さない方が良かったかなぁ・・・ま、いっか!」って感じ。

重いやつに関して言えば、100%、未練は残りませんでした。そもそも無理、楽器として機能させられないと。

 

楽器選びで失敗したくないなら、スタンダード路線が一番分かりやすい。頑丈、軽量、使える音が一つある、もうそれで十分。

ジャズベ、プレベ、スティングレイ、長く生き残ってきた実績は伊達ではありません。

 

とにかく弾きやすさを求めたくなったり、シェイプを弄りたくなるのってよく分かるんですが、それって上達すれば問題ないものなのか、それとも感覚的に致命的に合わないのかどうか、そこをちゃんと判断したい。

ただただ楽をしたいだけ、インスタントな弾きやすさばかりを気にしてるようだと、何を弾いても良い結果には辿り着けないと痛感。

練習不足、認識不足、未熟なのを楽器のせいにしても、現実は変わりませんでした。

 

あれこれ遠回りするのも楽しいし、わくわくするのも確か。本音を言うなら、「失敗しまくってこそ」ってのもあると思います。

実体験として身に付けなければ、結局、誰かの話を鵜呑みにするだけ、言葉に使われるだけで終わっちゃう。

 

ただ、何を買ったら良いか分かってない、自分の好みも把握してない、何となく消費だけしたいとか、そういう状況のままいるのが良いとは、とても言えないですよね。

ストレス解消、自分へのご褒美だとお金を使う。飽きたら売って、また新しいの買って、それを延々繰り返す。

そうやって、何百万円とベースに使ってきた身だからこそ、負のループを断ち切れるようにしたい。

 

今だから本当、こうして戒めとして話せますし、

 

「もうちょっと賢くなった方がいいぞ!このままだと一生苦しむ事になるぞ!」

 

って、声を大にする事もできるようになりました。油断すると酷い事になるので、こうやって色々考えて話せるのは効果抜群です。

 

ま~ほんと、あれこれ買って弾いてきた結果、今はマジでジャズベとプレベに落ち着きつつあります。

購入金額で言えば、ジャズベは10万ぐらい、プレベは8万円、それでめちゃくちゃお気に入りの音が出ちゃうんだから、世の中ってのは残酷。

10万円前後ぐらいだって、使えるやつはバリバリ使えちゃうし、タフで弾きやすけりゃ『楽器』としてどうケチを付けたもんなんだか、いよいよ全く分からなってきますよね。

 

『直球勝負』

 

やっぱり、こいつは強い。

 

遠回りしたくないなら直球の一本がおすすめ。

バシバシ弾きまくり育ててもいくのが一番良い。

迷うならまずは直球あるのみですね。

 

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