甘く見てはいけないストラップ
エレクトリックベースにおいて無視できない要素なのがストラップ。
「絶対に座って弾く！」なんてこだわりでもない限り、ほとんどの人にとって必要になる存在。と言うか、座って弾くにしてもストラップがあった方が確実に安定するでしょう。
安っぽく頼りないものは疲れやすいし、演奏も悪影響が出てしまう可能性大。特に重いベースや多弦の使用においては生命線と言っても過言じゃない。非常に重要なポイントですね。
ホールドが甘い、フォームが悪い、楽器がぶれてしまう、こういった要因が重なれば重なる程、音もそれだけ細くなってしまいます。座ってた時には弾けてたフレーズが立っては弾けないなんてのも困りもの。
長い目で見れば上達やパフォーマンスの妨げになることも否定できません。その負担が体を蝕んでしまうことだって考えられるから恐ろしい。
表面的な弾きやすさばかり求めて弦高を下げてしまう、それに伴いタッチも弱くする、EQやエフェクターで補正、後付け後付けで解決を図る、そんな傾向があった要注意。
楽器とフォームが安定しない弊害、その負の要因が粗悪なストラップからも来ていたら実に馬鹿馬鹿しい。安定したフォーム、しっかりしたホールド感、より太い音、それらを求めるなら良いストラップを使用するのが絶対おすすめ。
野性的に本能で弾くのを目指すにしても、頑丈な物を選ぶに越したことありませんよね。激しく弾きたいのに途中で切れて座りながら弾くはめになったとか、そんな赤っ恥はかきたくない。
実際、大御所が大舞台でストラップ切ってギター落としたのを見たことがあったり。しかもテレビで生放送もしてたライブで起きた悲劇。
甘く見ると一生のトラウマになる可能性もあるかもしれません。
Moody Leather Straps
色々と試してきた中で一番気に入ったのがムーディーのレザーストラップ。もう軽く10年以上？どれぐらい使ってるのか分からなくないぐらい長く愛用。でも全然へこたれないタフさが素晴らしい。
とにかく頑丈。
安定感抜群。
最高に頼りになります。
最初は硬くて扱いづらい印象があったのも正直な話。ならばこそ使い込んでほしいこのストラップ。使用するほどに柔らかくなっていくのが実に有機的。
ネオプレン製など人工素材のものも以前は使ってましたが、どうもあの伸び縮みする感覚が苦手になってしまいました。軽い楽器には良いのかもしれませんが、重量のあるものとは相性悪い印象。
小細工なしの本革はやっぱり良い。
シンプルで幅広のムーディーは物が違う感全開。
使用年数を考えれば高いどころが尋常じゃないコスパ。
今は完全にこれに落ち着いてます。
タフで頼れるストラップを求めるなら本革製
人工素材で作られたものもそれはそれで確かに良い製品。ただ、劣化してくると酷いことになってくるのを体験済み。その為、そっち系のストラップには手が出なくなってしまいました。
長い目で見た収穫、満足感、コスト的な面でも演奏の面で考えてみても、良質な本革製を是非一度は使ってみてほしい。直球のクオリティと魅力にやられます。5年、10年、時間が経つほど「こんな安い買い物もなかった！」と実感できますね。
最終的には好みの問題だけど、自分がおすすめするなら確実に本革ストラップ。 使い込むほど体に馴染んでいく感覚も味わいが素晴らしい。この安心感、安定感を味わってしまうと、他に手が出なくなってきます。
繰り返しますが、ストラップの影響力は侮れません。ベースを弾き続けていく、太い音が好き、もっと上手くなりたいと燃えるならばこそ、軽視すべきじゃない重要パーツ。
まさに命綱。
自分はムーディーに命預けてるってことになりますね。
オリジナルマガジン
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