ベース弦とライトゲージ 音が細くなるとは限らない面白さ

ライトゲージのベース弦

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ライトゲージのメリットは?

 

いざ尋ねられると実は返答に困るのも正直な話。

メリットを挙げたはずがそのままデメリットにもなるのが面白い。

 

・張りを強くしたいのか?

・それとも緩くしたいのか?

 

ここだけ考えてみても、人によって賛否が分かれてしまいます。

 

無責任に結論を述べるのであれば、

 

「好みによる!」

 

こうとしか言いようがなかったり。

 

その特性がメリットになるか?

それともデメリットになるか?

試行錯誤しながら自分で決めるしかありません。

 

ライトゲージは音が細い?

 

恐らく高確率でこんなイメージを抱く人が多いんじゃないかと想像。

 

・音が細くなる

・腰がなくなる

・ベースらしくない

 

「ライトゲージはテクニカル系が使うもの!」と考える人もいるかもしれません。 ところがこれ、一概には言えない面があると感じます。 

 

例えばの話、弦を細くすることで音程感が良くなったとしましょう。

それによって音作りがしやすくなり輪郭もスッキリ、バンドの中での通りも良くなる、自然と太く聴こえるようになるなど、そんなことがあったとしてもそれほど不思議ではないと思います。

 

実際、故・青木智仁さんが使用していた5弦のセミフラットワウンドは、ちょっと変わってました。【45、65、80、105】とまぁ、80がちょっと細いぐらいで、そこまでは普通な範囲内。

 

でもローBは120。

 

張りが緩くなりがちなローB。それをさらに太くして解決を図るのではなく、逆に細くする。その、あえての選択が非常に印象的でした。

3弦が80なことと言い、独特のこだわりを感じます。

 

ATELIER Z MBS-5300TA

ATELIER Z MBS-5300TA

 

自分のタッチやピッキング、スタイルとの相性を考える

 

レギュラーゲージやヘヴィゲージでは、タッチやピッキングが負けてしまうなんて場合、ライトゲージの方が楽に自然に弾けることも考えられます。

その方が結果的に弦をよく鳴らせる、音程感も音抜けも良くなる、余裕が出て太い音に聴かせることができる、そんな可能性だってあるんじゃないかと。

 

チューニングを下げてみたら、ダークでヘヴィな雰囲気になるなんてことがあるように、張りが強いことを良しとするのとは、異なる世界も存在しています。

一概に、音が細くなるだけとは言えない、いつもとは異なる視点から見てみる、柔軟に判断してみるのも面白い。 

 

35インチなどのスーパーロングスケールにしても、高音弦側の張りがやたら強くなってしまったり、いまいち馴染みのないピンと来ない響きだったり、そういう場合もあるから難しい。

そこで、ライトゲージにしてみると、また新鮮な響きを得られたり、ローが過剰に膨らむことがなくなったり、かえってバランス良く整うことも考えられます。

 

これは本当、やってみないと分かりませんね。自分の楽器、タッチとスタイルで総合的に判断するしかありません。

 

好きなのはRichard Cocco

 

このブログで何度か紹介しているように、自分のお気に入りはリチャード・ココのベース弦。

バランスが良く、超寿命。独特の弾力が魅力。劣化してきてもボヨンボヨンにならず、それを保てるのが凄い。長く使ってみるほど、その価値に気付かされる、なかなか希有な存在です。

強烈な個性が欲しい時などは正直、ちょっと物足りないと感じることもありますが、様々な要素をトータルで考えていった場合、この弦が最も自分に合っていると実感します。

 

今回の話に流れからすると、「ココ弦のライトゲージを愛用している!」と言いたいところですが、それはなかったりします。

全弦ライトゲージというのは、自分にはちょっと合わないし、ネックの状態を安定させいたい意味でも、ゲージをコロコロ変えるってのはやりたくない。

ただ、ローB弦・130は、あまり感覚に合いませんでした。かと言って、全弦ライトゲージ、ローB弦・120はもっと合わなかった。

 

そこで出した結論は【45、65、85、105】はレギュラーのまま、

 

ローBは125。

 

これがベストな手応え。

僅かな差ではありますがしっくり来ます。

 

130だと何かが違う・・・テーパーにすると余計にピンと来なくなるし、駒の調整も面倒・・・120にすると全部ライトのセットになってしまう・・・いちいちオーダー、指定して弦を買いたくはない・・・ 

そんな中、【45、65、85、105、125】のセットが存在してるというのは、何かこう、リチャードココ側もかなり狙って作ってるような気がしちゃいますよね。

 

ローBの違和感に悩んでいる場合、ちょっと細くしてみるのは、実感としてもおすすめ。太すぎる弦を無理やりに鳴らすより、スマートにスムーズに鳴らすのも、立派な選択肢ですね。

 

R COCCO RC5C S BASS 5-STRINGS STAINLESS

R COCCO RC5C S BASS 5-STRINGS STAINLESS

 

先入観や固定観念に縛られて何もしないより、実際に試すべき

 

弦をライトにした結果、ゆるゆるになって音も細くなるかと言うと、意外とそうでもないことがあるから、この世界は奥が深い。

太い弦に四苦八苦してるより、好みにもスタイルにもばっちりハマる可能性だって、十分有り得ます。

 

楽器演奏と言うと、何かと体力任せや根性論の方に行きがちですが、常識にとらわれたり、それに流されっぱなしだったり、そうやって黙って損を受け入れてしまうのは、本当によろしくない。

肝心なのは自分に合ってるかどうか?本当にそれが好きなのかどうか?実際に使ってどんな結果が得られるか?それをちゃんと判断できるかが大切。

 

『弦を細くする』

 

この選択肢。

ローBに限らず新鮮な発見があって面白いですよ。

 

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