意外と楽しい不真面目な練習
寝っ転がって弾く
意外と好きなのがこれ。
な~んも考えず、仰向けになってベースを弾くという、ただそれだけの話。
「どんな効果があるのか?」とか、そんな真面目に考えなくてもいいと思いますね。
ほんとの話、このまま寝落ちした経験とかありますし、いつのまにかベースを抱いて寝てたとか、たま~にそうなることもあります。
「おぉ!中学生みてぇだ!」
「やったぜ!」
こういう懐かしく純粋な気分に浸れたりもするのでおすすめ。
ベースでストレッチ・振り回す
ストレッチと言っても、左手の指を広げるとかそういうことではありません。
ベースをただの棒とか塊と認識し、体を伸ばす道具として使います。
『ベース体操』
なんて言えばイメージ的に早いですかね?
音を鳴らすとか何も考えず、ただの健康器具みたいに扱うのも良い。
後はまぁ、意味もなく部屋の中でベースを振り回すのも好きですね。
さすがに全力のフルスイングとかはできませんが、適当に回すのはけっこう面白い。
中国武術の棒術みたく回せたら、さぞ楽しいだろうなと。
両手を離してもベースが落ちないように倒れないように、そうやってバランスを取るなんてこともしますが、これもなかなか楽しいですね。
倒れそうになったらすかさずベースを掴み、そこからまた回してみるなんてのもあり。
ながら弾き
ネットをしながら、ゲームをやりながら、テレビを見ながら、ゲーム実況を流しながら、ブログを書きながらなど、なんでもあり。
「練習=集中!」
こういう真面目な話を完全無視してしまうのもおすすめ。
『ながら練習』
なんて言うと怒られそうですが、何かやりながらベースを弾くのも好きです。
ただこの際、あぐら&猫背で長時間弾くのは推奨しません。
あくまでも負担を感じない楽な姿勢、ダラダラできる状態が望ましい。
「練習するぞー!」では駄目です。
難しく考えず、いいかげんな方が良いかなと。
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テキトーの効果を考えてみる
明らかに馬鹿にしているような話をしましたが、真面目に考えてみると意外と無視できない点もあると考えます。
寝っ転がって弾くとか振り回してみるとか、明らかにナメてるように見える一方、実際にできるのとできないのでは話が全然違うんじゃないかと。
要するにベースという物体の形状、重さや硬度、バランスなど、そういう点を理解していなければ実践は難しいわけです。
・何も考えなくてもどんなものか分かってる
・把握してるからこそ好きなようにどうとでも扱える
・道具の隅々にまで神経が行き渡っている
こう認識してみると意外と馬鹿にできない話にも感じるはず。
いちいち目視せずにツマミを調整できる、左手のポジションを凝視せずに弾けるなど、体と感覚がそういう状態になっている方が望ましいかなと、
『ながら練習』についても当然、賛否あるものだと思います。
ただですね、
「超集中!」
「自分の音だけ聞く!」
「邪魔は許さん!」
これが本当にいいのかなって疑問もあるわけです。
ライブのことなんか考えてもそうですよね。
「邪魔しかねぇ!?」
というのもよくある現実ではないかと。
・自分の音も周りの音も聴こえない
・よく分かんねー謎のノイズが入る
・誰かが機材でトラブってる
・照明がクソ暑くてしんどいし眩しい
・逆に暗すぎて分かんない
・なんか変な客がいて気が散る
・PAむかつくけど向こうも同じか
などなど、綺麗な世界ではないこと満載ではないかと。
それを考えると、いつも静かで独りきり、完璧な環境で集中して練習するという、それが絶対に正しいとは言えない気がしてくるところ。
モチベーションとかやる気に溢れてないと楽器に触れることができないというのも、けっこう問題がある話なんじゃないかと。
人それぞれなので何とも言えなくもありますが、いずれにせよ、生活レベルで楽器を弾くのが当たり前、ちょっとのことでは動じない、ミスやトラブルがあっても弾き続けられるという、そういう能力も無視できないもの。
まぁ、こじつけでもありますが、でも本当、しょせんは人間。
最高理想の練習方法、演奏上達方法なんてのはないと考えます。
長く弾いている人、練習熱心な人ほど、休息が必要だとも思いますしね。
止まってしまうと衰える恐怖に怯えるとか、それも一つには精神的にどうなんだろうって疑問になりますし、完璧主義をこじらせて頭を抱えたり、一歩も進めなくなるのもおかしな状況。
短距離レースで最速でブッ飛ばすってのもいいですが、ノンビリ自由にドライブってのも魅力的ですよね。
息詰まり行き詰ったら、たまには発想を変えてみるのも良い。
また新たな発見や楽しみを見い出すことだって可能。
楽器を自分の体とシンクロさせる意味でも、芸術性やら音楽性だの抜きにただの物体として向き合ってみたり、デタラメに遊んでみるのもおすすめ。
それで1mmでも進めたら儲けもの。
今日も明日もベースを楽しむことができます。
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