歌や声として考えてみる
楽器のスペック云々関係なく、そもそもどうしたら音は太くなるのか?
とりあえずシンプルに考えてみると、
「弦が振動しているか?」
これが大事なポイントなるでしょう。
要するに声量があるかどうか、その問題とでも言いますかね?根本的なエネルギーが弱かったり小さいんじゃどうにもならない。
太く大きな声を出そうとしているのに、
「もっと口を閉じよう!」
「ぼそぼそ喋るようにする!」
「発音は曖昧に!」
となる人はいないでしょう。
ボーカルなのに声がまったく出ない、ぜんぜん響かない。おどおどしてたりこもっちゃってたり、それは明らかにまずい。と言うか、論外ですよね。
そういうスタイルにするならともかく、マイクとかアンプとか外の問題だけで何とかしようというのは限界がある。
・歯切れよくはっきり喋りたいのに発音がものすごく悪い
・活舌が悪くて言葉が全然聞きとれない
・そもそも声が小さすぎて伝わってこない
それが電気的な力だけでなんとかなるとはちょっと考えられないような?
同じように、か細い声が電気の力により、
マッチョで強靭な声
そんな風に化けるなんてことがあるとは思えません。
生音を意識する
楽器本体のプリはもちろん、アンプにエフェクターなど、そういった機器でいくら後付けしようが、元々がどうにもならないのでは厳しい。やはり、根本的なエネルギーが強力であるのに越したことはないですよね。
「太い音と言えば縦振動のタッチ!」と個人的には言いたいところですし、実際、このブログでもそれについてずっと話しています。
でも、それはひとまず置いておいて、
「弦を鳴らさなきゃ音は出ない」
この事実に目を向けて弾いてみても音は変わっていくはず。
太い音を出したいのであれば、まずはとにかく、弦を振動させることが重要だと考えます。
オリジナルマガジン