Cerwin-VegaのPAスピーカー
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ジラウドの通った人にとって、これほど馴染み深いスピーカーもないんじゃないかと。自宅でどうにかあの環境を再現できないかと思い、手に入れたベガのスピーカー。
自分が持ってるのは【V-153】ってやつ。
ま~、こいつとも長い付き合いになる。ジラウドでの衝撃体験も含めて振り返ると、20年以上世話になってしまってる気もする。
ツイーター付きのベーアン、ベース用スピーカーに憧れてた、と言うか、ツイーター無しに失望、絶望していたポング少年。
何でベース用ってこんなにレンジ狭いのか、抜けてこないのか、欲しい音もアタックも出ないのか、心底ウンザリしていた。
「ベースはツイーターなきゃ駄目だろ!」なんて十代の小僧が感じてたというのは、何とも生意気にも思えるし、それぐらいベーアン嫌いなんだよな、世の中いつまで経っても変わんねーなって、納得するところでもある。
そんなポング少年がジラウドに衝撃を受けるというのも、必然と言えば必然な感がある。超絶ワイドレンジ、超高速レスポンス、今まで知らなかった世界、異次元な感覚にブッ飛ばされた。
となると当然、そのとんでもないサウンドを叩き出してるスピーカーも気になるってもんである。
「憧れのエピファニより凄いんじゃないか!?こんなスピーカーがあったのか!?一体何なんだこれ!?」ってなったり、「このスピーカーやっぱ凄く高いんですか......?」と、福田さんに尋ねもする。
そしてその答えにひっくり返りそうになった。
「いや、5万ぐらいだよ。」
意味が分からなかった。
ツイーター付きフルレンジ、欲しくなるベース用スピーカーは10万超えが当たり前。しかも大きく重い15インチなんて来たら、前述したエピファニとかじゃとても手が出なかった。
それがどうした事か、一本5万円で買えてしまう、これまで体験した事なかったサウンドが飛び出てきてしまう、そんな事実、現実があると知り......と言うか、正直、上手く認識できなかったかもしれない。
【PA用】この響きを全く知らなかったし、これっぽっちも頭の中に無かった自分にとって、衝撃の選択肢。ジラウドに置かれてたサーウィンベガのスピーカーは、常識を破壊するのに十分すぎるインパクトを持っていた。
これは本当、パワーアンプの存在についても同じ事が言える。そんな選択肢があるなんて全く知らなかった。
20年以上前どころか、下手すれば自分が生まれる前?そんな時代からその使用、選択を当然としていた、製造する側でもあった福田さんには、脱帽するしかない。
時は流れ、ベガは今はベース用ではなく、家で音源を鳴らす為のモニターとして使用している。ベース用はバグエンドが最高に好きなので、そっちが完全にメイン。
比較するとベガはかなり荒い、分離感がある、音色の美しさなどそういうものを求める物ではないなと割り切ってる。当時じゃ分からなかったけど、やっぱり安価なPA用って感じなのかなと、寂しいと同時に納得するところでもある。
ジラウドのシステムの再現というのも、今ではそこまで固執したくはない部分もあるし、これから再びベガのV-153にハマったり、それを最上とする事は無いだろう。
とは言え、PA用スピーカー自体に価値が無くなったなんて事は有り得ない。ベースに使用してみるのも、色々な意味でおすすめしたい。
「鳴らせる自宅環境あれば」と、前提が付いてしまうのは申し訳ないが、そこに該当する場合、是非とも選択肢にしてみて欲しい。
特に、ツイーターの存在を知らない、でもベーアンに対する音的な違和感は抱えているという、そんな風に悩んでる人などいたら、「真っ先に音の出口を変えるべきだ!」と声を出したい。
渾身の作品、演奏、音色、それが強制的にダミ声で再生されてしまう、意図的に音が潰されると考えれば、なかなか腹の立つ話になってくるんじゃないかと思う。
ベース本体にこだわろうが、エフェクターにこだわろうが、音の出口がどうにもならないんじゃ、正しく再生される事は無い。
「綺麗な音を出すだけが音楽じゃないだろ!」って、その綺麗な音を知らないまま過ごす、描いてる理想と程遠い再生環境しか知らない事が問題なのである。それを知った上で汚すか?通すか?味を求めるか?話が全く異なる。個人的にも、超絶原音再生なんてものには大して興味が無い。
もっとレンジ広いスピーカーを求めている、それが好みにも確実に該当するはずなのに、ローファイなベーアンしか知らない、使った事が全く無いなど、それはびっくりするぐらい損をしてると主張したい。
で、加えて言うなら、PA用スピーカーなんてのは別に綺麗な音がするもんではない。大人しいBGM用、ピュアなオーディオみたいな認識をするとしたら、そりゃだいぶ違うよと声に出しておきたい。
じゃあ、そのPA用スピーカー。具体的にどれがおすすめかって、まぁ正直、沢山あって分からなかったりする。って、それじゃ話が終わっちゃうので、圧倒的コストパフォーマンスで求めるとしたら、JBLのJRXシリーズがまずは候補に出てきそうかなと。
それこそ、1個5万円でお釣りが来るぐらいなので、あれこれケチを付けるのも馬鹿馬鹿しくなってくる気がする。不満があるならもっと良いPA用を買うなり、PA沼を抜け出しバグエンドなどに手を出してみるなり、次を考えるにも分かりやすくなる。
新しいのを買って不要に感じたならば、手放すのを一歩踏みとどまって、自分みたく音源用モニターとかにするのも有り。そのサイズと重さもあり、手放すのが相当面倒臭い、それを考えても、激しい入れ替えには向かないと思う。
15インチじゃどうにもならんって事だったら、1サイズ下げて12インチぐらいに留めておくのも手。それでも家で鳴らすには大きすぎるぐらいな可能性があるし、選択肢を色々持っておくのは悪くない。
PAスピーカーでベースを鳴らす......ベースアンプのそれに違和感を持ってるなら、認識しておきたい、おすすめしたい音の出口である。
どうやっても苦手、嫌い、無味無臭で最悪だと感じるにしても、それはそれでベースアンプの好みがより分かるようになるんじゃないかと思う。
ハイファイと言うには中途半端......味も素っ気もない風に作ったベーアン......そんなのを使うぐらいだったら、コッテコテに味付けされた濃厚なサウンドを堪能した方が、よっぽど気持ちいい。そういう方が大好きだってのもよく分かる話。
ハイファイ、ローファイ、PA用、ベース用、まずはやはり、知る事から始まる。
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