JIRAUD・ホンジュラスマホガニー仕様
最初は意外と色が薄い
今回は見た目の部分と経年変化について主に触れてみようかと。まずはこちらの写真をどうぞ。入手から一年も経ってない頃のものになります。
自分からすると、「え!こんな色だったっけ?」という感じ。赤っぽいと言うか、白っぽい茶も混ざっていると言うか、そこまで色が濃いって印象はないですよね。使用するオイルによっても違うのかもしれませんが、意外とマホガニーって明るい色なんだなと。
これがま~、別物になるのだから面白い。
経年変化
今現在がこちら。
いやほんと、変わるものですね。かなり磨いたということもありそうですが、こんなに色が変化するのかと驚かされます。それをまた分かりやすく確認できるのが裏蓋の存在。
これ、元々はほとんど同じ色でした。パネルが薄くてオイルもそこまで深く浸透しない分、色があまり変わらない模様。ボディとの明らかな違いが確認できます。
やっぱり楽器は変わる
エージングというものを信じない人、考えるだけ無駄とバッサリ切る人もいそうな世の中、この見た目の変化を否定できる人はまずいないでしょう。「音には関係ない!」と考えるのもいいけど、こういう変化があるのも楽しいものですよ。
楽器に対して徹底的にドライになるのもちょっと寂しい話ですし、喜びや楽しみをわざわざ放棄する必要もないんじゃないかと。人も楽器も等しく歳を重ね、その分だけ成長もしていく。そう実感できる楽器を持っているというのは本当に幸せなことですね。
使いこんだ楽器はやっぱり良い
人情的なことを言いつつ、楽器にあまり愛着を持たないタイプなのが正直な話。しかし、さすがにこのベースについては今までとはわけが違いました。
超ドライに考えたって、
「手放す理由がない」
こう断言できます。
・弾けば弾くほど音が良くなる
・状態もどんどん安定していく
・色も渋く深みが増してくる
・まだまだ知らない音がある
などなど、10年近く弾いてきたのにまったく飽きません。
時には違う楽器が面白く感じることもあったり、完全別タイプのものが欲しくなったりすることがあるのも確かですが、トータルしてこれほど自分に合ってる一本はないと確信できます。
こうなると本当、新しい楽器を手に入れることを大きくためらってしまうようになりますね。これから新たに同じぐらい好きになる、それを探すか作ってもらう、同じ分だけ育てていくとか、相当にしんどいことだと痛感させられます。
これからまた10年かけて自分のものにしないといけないとか、そん時ゃ、四捨五入して五十路が見えてくるぞとか、そんな想像をすると青くなるものがあったり。
他に欲しいものがあるのも確かですし、試してみたいアイデアも沢山あるんですが、同じタイプのベースを手に入れることだけはまずないでしょう。もう何度も何度も同じこと言ってる気もしますが、それだけこいつに関してはブレる理由がないって感じです。
マホガニーもこれからまたどんどん色が良い感じになっていくのかと思うと、さらにわくわくするものがあります。繰り返すようですが、長く付き合える価値のある一本を持っているというのは、本当に幸せなことだと実感する次第。
自分の人生、このベースと共にあるなと。
オリジナルマガジン
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