Richard Cocco ベース用ステンレス弦のおすすめ 指でもスラップでも

Richard Cocco - ベース弦

 

 

美味しいステンレスベース弦

 

もう軽く10年以上愛用しているベース弦。

ニッケルも良いですが、自分の中ではステンレスの方がスタンダード。 

 

ステンレス弦と言うと大体の場合、ジャリンジャリンのバッキバキになる感がある中、この弦はかなり落ち着いている印象。 

高域がうるさいだけ、ボトムは薄いなんて心配いらず。ギラギラのスラップ専用なんて偏見も不要。むしろドッシリな特性が、非常にベースらしくて良い。

 

強い個性を追求するとなると、主張が弱く感じる面も考えられますが、そういうのが欲しければ、そこに特化した弦に任せればいい。

トータルのクオリティや実用性を考えた場合、この弦より上の物を探すのは、なかなか難しいと実感してきました。

 

独特の弾力が素晴らしい

 

ステンレス弦にありがちな超硬質感とは異なる弾力。独特の弾き心地を有しているのが、ココ弦。話してるだけだと伝わらないこの感覚が、自分にとって凄く重要。

 

ステンレス弦の場合、美味しい音がしてくれるピーク、寿命がかなり短期間な物もある中、この弦は一味も二味も違います。

ちょっと弾き込んでからが本番、落ち着いてこそって使い方、楽しみ方もできるのが素晴らしい。弾力がさらに良い感じに変化、楽器の鳴りと共に馴染んでいく感覚が癖になります。

 

張り立てだとさすがに硬い印象、ジャリついた感もある一方、真骨頂はやはり、それが落ち着いてから。

この味わい、弾き心地こそ、最高に美味しいポイントと言っても過言じゃありません。他の弦が使えなくなる、その魅力にやられます。

 

R.Cocco弦は長寿命

 

前述の弾力も大きく関係しているのが、寿命について。

 

そうそう簡単にボヨンボヨンにはならない為、新品至上主義なんてことでもない限り、かなり長期に渡る使用が可能。実際、自分が使用しているフレットレスなどは、ココのステンレス弦を年単位で張りっぱなし。

使用頻度がフレッテッドよりも少ないことも手伝ってはいると思いますが、やはり、弦の素のクオリティの高さを実感しますね。交換の必要性をほとんど感じません。

 

定番の弦と比較した場合、ちょっとお高いのも確か。でも、実際は物凄く経済的。ベースを複数所有する人間としては、寿命が長いって物凄く助かるポイント。

弦のコーティング液なども必要なし。あれを塗った途端に音がおかしくなったり、かえって寿命が縮んでしまった経験あり。小細工など必要ない、本当に素晴らしい弦です。

 

 

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G S

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G S

 

どうしてもステンレスが合わないなら、スタンダードにニッケルの方もおすすめ。こちらはさらに弾力感があり、使い込むとまた良い感じに落ち着いてきてくれます。 

 

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G N

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G N

 

良いタッチと音作りでより魅力的に

 

弦の劣化というのは、汗などの汚れ以外の要素からも来るものだと、自分は考えています。弾き方が乱暴であれば、それだけ弦が傷むスピードも加速するのではないかと想像。

これについては、コーティングどうので解決する問題ではないでしょう。

バズが大きく出るなら、それだけフレットも弦も不要に削ってることになるはずですし、弦が大きくたわむならば、それだけ芯線が歪んだり、傷むことになるんじゃないかと。

 

左手に望むのは、強力で確実なフィンガリング。右手に望むのは、弦を確実に振動させ、豊かなサウンドを得るタッチ。

それを意識して鍛えていくだけでも、弦の寿命は伸びるはず。

それに加え、巻きも作りもしっかりしているリチャードココの弦なら、鬼に金棒。よりダメージ少なく、長期にわたって使用することができるようになるでしょう。

 

レンジの広いベースなら、さらに超寿命を実感できます。 で、論より証拠、ココ弦を年単位で張りっぱなしのフレットレスのサウンドがこちら。

ジラウドのようなレンジが広いベースの場合、年単位で張りっぱなし弦でも、セッティング次第で強烈なサウンドにすることが、簡単に可能。

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新品張り立ての場合、シャリシャリうるさいところがどうしても出てきてしまう為、ある程度は馴染んできた弦を使いたくなるのも、必然と言えば必然。

一方、新しい弦ならではの倍音、アタックが魅力的なのも確か。

矛盾してるようですが、新品ならではの気持ち良さ、使い込んだからこその味わい、どちらも欲しくなってしまうことがあります。

 

そこで、大きな可能性を見せてくれるのが、ジラウドとココ弦の組み合わせ。普段は落ち着いたサウンドにしておき、それを一瞬でバキバキに切り替えなんてことが簡単に可能。 

腰のあるぶっとい指弾きのサウンド、キレの良いスラップサウンド、それを両立してくれるのが見事。

 

上手く使いこなせば、信じられないぐらい長寿命に使用できます。

 

浮気しても結局はリチャードココに戻ってきた

 

「何か前と変わったかな~?」

「ちょっと物足りないかなぁ・・」

「他の弦も使ってみたい!」

 

なんて時期があり、あれこれ浮気したことがあるのも本当の話。

実際、ココ弦より元気なものはありましたし、いつも同じでは視野が狭くなる気がした為、他の弦に移行しようと決意したこともあります。

しかしま~、なんでしょう?その喜びもほんの一時しか持たないことがほとんど。

 

「ココじゃなくてもいいじゃん!」ってはずが、一週間もすると、

 

「うわ・・もう駄目だわこの弦・・」

「指弾きだと全然良くねぇなこの弦・・・」

「もう張りがない・・なんだこれ・・」

 

失望を通り越し、絶望的な気分を味わいました。

 

瞬間的にはすごく良かったり、特化して使えば効果的な感もあるのですが、寿命、コスト、サウンド、全部トータルで見た場合、リチャードココが自分には一番合っているのだと痛感。

結局、その弦探しのせいで数万円が無駄に飛ぶことになりましたし、色々とアホらしくなった結果、ココ弦一択で行こうと決意した次第。

 

質実剛健

 

まさにこれって気がしますね。

 

個性という意味では地味かもしれない・・・一回の買い物としてはちょっと高い・・飾り糸も何もなく見た目の特徴もない・・・超定番製品から離れるのは勇気がいる・・・こんな心配なども色々あるかと思います。

 

そんな人に対し、自分が声を大にするなら、

 

「まず弾け!」

 

こう言いたいですね。「心配すんな!」って感じ。

 

一瞬で虜になるか?時間をかけて魅力に気付くか?どちらの可能性も十分にありますが、自分が推すとしたら、後者を狙って試してみるのがおすすめ。

供給も現在では安定している印象が強いですし、その点についても安心できるのが魅力。なんちゃってな流行ではなく、ちゃんと定番になる実力を持っている証拠でしょう。

 

ラウンド弦を張るなら自分はもう、リチャードココ、一択ですね。4弦、5弦、6弦、どのベースにおいても、実に長くお世話になってます。

ローBだったら、125のセットがおすすめ。これを完全メイン弦にしています。

 

R COCCO RC5C S BASS 5-STRINGS STAINLESS

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