ベースは弦楽器
ハイCからジェマーソン仕様へ
去年の夏頃はハイCチューニングにしていたこの5弦ベース。フィンガーランプも付けて現代的なスタイルを試していました。
それが今ではローB+極太フラットワウンドの古臭いベースに変身。スポンジも詰めてPUフェンスも付けるジェマーソン仕様。あまりの変貌ぶりに自分で笑ってしまいます。
4本指から一本指へ
やってることの違いもおかしくて仕方ありません。3フィンガーを使用した速弾き。このベースでは今はやらないけどこれも楽しかったですね。
フィンガーランプを装着して4フィンガー。ハイCとランプと言ったらやっぱりこれをやりたくなります。
それがま~、人差し指一本で地味に弾こうとしているのが面白い。華のない音といいフレーズといい、やろうとしていることが真逆。同じベースの仕業とは思えないほどの違いがあります。
やっぱり弦楽器 弦をどう扱うかが大事
ずっと4弦欲を高めている今年でありますが、いまだに方向性を決めかねて迷っていることが多くあります。
・超渋いパッシブベースにするか?
・超軽量で弾きやすさの極みを目指すか?
・超絶ぶっとい究極ローファイ仕様でいくか?
このブラッククラウドの弦を交換したのも、自分の中にあるものを探るための実験の一環。
欲を言えばPU位置を変えたかったり、ブリッジカバーも付けたかったり、これで完成とは思ってません。
だからこそあらためて痛感したことがあります。
『知らない事ばかり』
まだまだ気付いてない部分が沢山存在するのだなと。
ついついこう、新しいベースが欲しくなったり、劇的な変化を求めてしまいがちだったりしますが、ろくに試しもせずに次を求めようとするのはやはりよろしくないことなんでしょうね。
「プレベ欲しい!」
「ジャズベ欲しい!」
「新型欲しい!」
色々な欲が出てくる中、まずは今あるもので最善を尽くしてみる。その意志と工夫には絶対価値があるのだと考えさせられます。
『弦が大事』と認識するにもラウンド弦かフラット弦かと分けるだけはでなく、『タッチ』も変えればより多くの可能性が生まれることになる。
スポンジを詰めるのもある意味ではタッチコントロールの一種と言えそうですし、強制的に弦振動を変化させる効果は絶大。
もしかしたら別の新しいベースを手に入れるより、大きな変化を実感できるかもしれません。
あまりに物理的だからこそ分かりやすい。弦が違えばそりゃ音も変わる。どう振動させるかで結果は違うものになる。
電気的な部分をコントロールするのも確かに楽しいけれど、これほど原始的で分かりやすい変化と効果を得られる部分に無知、無関心なのはいただけない。
奥が深いと言うより、むしろごく浅い?でも本当、その浅いところを実はよく知らず、変に難しく悩んでることってあるんでしょうね。
・弦の種類を変える
・弦を太くする or 細くする
・弾き方を変える
・弾く位置を変える
・道具を使う
こう並べると難しいようだけど実は単純。その気になればすぐに変化させることが可能。
指弾きか?ピックか?スポンジ詰めるか?こんな使い分けも立派なアイデアとスタイル。純粋だの邪道だの優劣決める必要も縛られる必要もなし。
凄いクオリティを持つ機材を求めていくのもいいけど、どこまで行っても切り離せない要素はやっぱりこれ。
『 弦 』
こいつをどう扱うかが最大の勝負であり最高の楽しみ。
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