ベース・楽器初心者へのすすめ
楽器ってどんな物なのか体に染み込ませる
楽器を始めた上でまず大事なのがこれ。
『慣れる』
ここをクリアしないことにはどうにもなりません。
基礎練習がどうの道筋がどうの語ることもできます。でもとりあえず、小難しい理屈は置いてしまってもいい。 その楽器、道具が体にも脳にも馴染まないことには始まらない。
自転車とかも最初は乗り方なんか分からないもの。バランス一つ取るのに四苦八苦しても不思議じゃありません。
重さ、長さ、厚み、弾力、硬さ、何も知らず触れずに上手く扱えるわけがない。
そういう意味じゃ、楽器背負って移動するだけでも立派な練習。隅々まで磨いたり触るのも、どんな道具か把握するには効果的。
買ったのが嬉しすぎて抱いて寝るとかもう最高。とにもかくにもまず、その物を体で理解することが必須。
センス良く、すぐにでも馴染んじゃう人も確かにいるとは思います。でも、それを見て過剰に落ち込んだって無駄。
神童から凡人へよろしく、その程度で一生天才やれるかどうかなんて分からない。ちょっとしたスタートダッシュの差ぐらいで卑下する必要なんかない。
『楽器に触れる』
この時間を作って増やして慣れることが先決。
違和感に振り回される、体が拒絶してる限り、どうにもなりません。
すぐ楽器に触れるようにしておく
どんな練習をしたらいいか以前の問題。そもそも触ってる時間すらない、楽器との距離が縮まらない、その気にもならないんじゃ前には進めない。
わたくしポングの中学時代の話をするならば、部屋掃除なんか全くしないし足の踏み場もない状態が常でしたが、それでも「これだけは!」って意識していたことがあります。
『すぐベースに触れるようにしておく』
これが本当に重要。
いちいちケースに入れておくだの、チューニング緩めてとか、そんなことはしません。すぐそのまま音が出せる状態にしておきました。
「さあ弾くぞ!」なんて意識もなくなるぐらい、自然と音を出せるようにしたい。
例えばこんなフィクション。
ポ「ただいまー!ベース!ベース!」
母「こらポン!このテストの点数は何!」
ポ「え~!後にしてよ~!」
母「許しません!そこに座りなさい!」
ポ「ド〇〇も~ん!」
こういう日があったとしましょう。
この後、「とほほ・・もうこりごりだよ・・」と部屋に戻ったとして、
「あ~もう!いちいちケースから出すの面倒くせぇ!」
「テストの点数がなんだよ!勉強なんかクソだ!」
「今日はもう駄目・・何もやる気にならねぇ・・」
と腐って終わるか、
「さあベース弾くぞ!」
すぐ行動できるか、人生ってのはそれで意外と変わるものかもしれません。
楽器練習の何が壁かって、
『無理解な妨害が起こる』
この威力の凄まじさに戦慄すること。
叱られる確かな原因があるなら反省すれば済むかもしれません。しかし全く別の要因、それも超どうでもいいこと、緊急事態でも何でもないことで邪魔されるのはめっちゃくちゃムカつきます。
例え、相手側に道理があるとしても、理屈じゃ済まないのが人間。
気持ち燃え上がってる瞬間、楽しみな時間に干渉してくるのは戦争事。超絶頭に血が上るか冷めるかどちらにしても厄介。
強い心を持っている自信も自覚もないなら覚悟しておくべき。
『気持ちなんてすぐ折れる萎える消える』
ほんの一瞬、その気がなくなるだけで致命傷になる可能性がある。だからこそ、楽器にはすぐ触れるようにしておいた方が良い。
人前での演奏、その本番を決めておき、強制的にでも練習の必要性を作ってしまうのも効果絶大。追い詰められ逃げられなくなると、嫌でも行動するようになります。
嫌なことがあったとしても、その反動でより熱中できるか?それとも楽器に触れることすらせず、そのままフェードアウトしていくか?
心構えってやつは「精神論だ!」と安易に切り捨てるわけにはいかない問題。うだうだモヤモヤしてる内に時間だけが過ぎていくのは阻止したい。
上手くなりたいなら楽器にどんどん触れていくべき。
楽器は弾かなきゃ音が出ない
楽器に触れてることが日常、妨害にもめげず取り組むことができれば、それだけでも立派。習慣が作れれば、それだけ上手くなってる証拠。
後はもう単純。
『音を出す』
ひたすら自分のやりたいことを続けるべし。
今の世の中、物凄い量の情報が溢れています。それを漁りまくるのも誰かに習うのも確かに有効。近道も探せば存在するのだとは思います。
一方、どんなに有益な情報があろうが、世界にも通用するお師匠様を見つけようが、しょせんは他人様の話。
教材に目を通すのも音楽を聴きまくるのもいいけど、そこで終わっちゃったら楽器を持ってる意味がない。
自分自身が楽器に慣れ親しみ楽しんでいかなければ、演奏できるようにはならず。慣れる段階にすらない、それで才能云々に悩み出すのは滑稽。
「どう練習したらいいんだろう・・これが正しいのかな?それともこっち?両方間違ってたらどうしよう・・何をどうしたらいいか分からない・・」
こんな苦悩の時間を増やしたって無駄。
言いたいのはこれ。
「音を出せ」
どうせ悩むなら楽器弾いて音を出しながら試行錯誤していくべき。とにかく楽器に触りまくり、音楽と共にある生き物になった方が良い。
その試行錯誤の上、
「なんで弾けないんだろう?」
「こんなに弾きづらいんだろう?」
「もっと良い楽器なら違うのか?」
こんな疑問が湧いたならしめたもの。それは素晴らしい成長とステップ。上手く進めれば劇的に上達していくことだって可能。
それこそこれぐらいに考えるのも有り。
「俺が演奏できないのはどう考えても楽器が悪い!」
実際問題、楽器屋がちゃんと調整してくれるかは微妙なのが現実。
「もっともっと弾きやすいように!」とか、全ての店員が考えてくれてるなんて期待しない方がいい。
弾きづらい状態に気付かず、「こういうもんなんだ・・」なんて思考停止して諦めるぐらいなら、自分を責めずに道具のせいにするのも面白い。
世の中に対して疑問を持ち、解決方法に向き合うぐらいの元気があれば素晴らしい。
何かを知るにも疑問を持つにも、まずはスタートすること。それがないことには上達もクソもありません。
どんな道具なのか物体なのか、何も分からず始まらず終わってしまいます。
買って触って音を出せ
今回のまとめはこんな感じ。
1.まず楽器を買え
2.まず楽器に触れ
3.まず音を出せ
「1.について触れてないやんけ!」ってツッコミがありそうですが、やりたい音楽も弾きたい楽器も予算も違うのにあれやこれとは言えません。
「とりあえずジャズベ買っとけ!」で良いとも思ってます。
それでもあえて何か述べるなら、
「買いたいもん買え!」
これでいいじゃないかと。
買ってもらっちゃうもよし。誰かを頼って甘えまくって頂いちゃうもよし。始めることが先決。そこから続けられてなんぼ。
上手くなるのなんて何年先でもいい。その先に辿り着けないのが一番の問題と致命傷。非日常だった楽器演奏を日常にしてしまうことが重要。
そうじゃなく、上達の為のもっと明確な答えが欲しいのであれば、
「とっとと練習しろ!」
ごちゃごちゃ言ってねーで音出さんかいと。練習の仕方に悩むなら、思い付くもん全部やればいい。
腕組みして偉そうに語ってくるオッサンなんざ無視。お前に才能なんかないだの、通用しないだの、死んでる人間の言うこと聞いても退屈なだけ。
楽器弾く資格がどうのとか、考えるだけアホ臭い。無理解、無関心、無感動、そんな連中の言葉に耳を傾けるなんて良心常識など持たず、ひたすら我が道行くが吉。
楽器でも音楽でも何でもほんとこれ。
『遊んだもん勝ち』
『楽しんだもん勝ち』
好きなことやりたいことがあるって素晴らしい。
声を大にするなら、これを伝えたい。
「自分で自分を潰すな!つまらん奴らに潰されるな!才能ないなら才能鍛えろ!遠慮なく遊べ楽しめ!」
諦める理由探すより、進める気持ち作りましょう。
オリジナルマガジン
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