ベース・3フィンガーの習得 練習方法、意識、指の順番などについて考える

ベースと3フィンガー

身に付けたいなら普段から動かす

 

小学校時代からゲームで指を鍛えていた自分。馬鹿馬鹿しい話みたいですが、原点なんて案外そんなものなんじゃないかと思います。

ベースを始めた中学校時代からの話もするならば、机の角を叩いてスラップの練習をしたり、そうやって肉と骨を鍛えたり、飽きもせず毎日のようにやっていました。

 

楽器を持っていない時間であってもやれることはあります。それを積み重ね続けていくことが習得の近道にもなるはず。

ひたすら薬・中・人差し指の順番で指を動かすのも良いですし、その逆順も有り。机でも自分の脚でもなんでも叩いたり擦ったりする。

 

そんなトレーニングだって何年も積み重ねていけば決して馬鹿にはできません。

 

積み重ねで人は変われます。

 

演奏できる指を作らなければ弾けない

 

長く弾き続けていれば演奏用の肉厚の指が出来上がっていくから面白い。カチカチに硬質化するのではなく弾力は保っているのだから人間とは不思議なもの。

 

逆に言うと、そうやって意識したりちゃんと使っていかないと変化してくれないのも現実。

本当の意味で薬指を使いこなそうとするのであれば、人差し指・中指と同じぐらいに使い続けない限り、理想の指は出来上がってこない。

 

「3フィンガー難しすぎる・・」

「三本指なんて俺には無理だ・・」

「どうやって薬指なんか動かすんだよ・・」

 

こうなるのは単純な話、

 

「使ってないだけ」

 

シンプルな理由ではないかと思います。

 

ベース始めたては人差し指すら満足に動かせなかったり、左手の小指なんかもまったく動かなかった記憶など、誰にでも心当たりがあるはず。

それと同様、「いきなり完璧に上手く!」とはいかないでしょう。

 

『地道な積み重ね』

 

やっぱりこれが大事。

 

千里の道も一歩から。

派手なイメージがあるけどじっくり取り組みたいですね。

 

振りかぶって弾かない

 

力が弱かったり、感覚も曖昧な場合、強く弾こうと力みがち。ついつい反動や勢いをつけて弦を鳴らそうとしたくなります。

左手の小指が弱い人などにもこの傾向がある印象。

指がネックからやたらと離れてたり、いざその指を使おうとしても弦を確実に捉えることができなかったり、上手く押さえることができない状態。

 

右手の指についてもそれと同様、やたらと振りかぶる癖などがある人は要注意。

スラップのような打撃音を出すスタイルなら分かりますが、そういった意識もないのにバタバタしているなら、かなり非効率な弾き方をしている可能性が高い。

 

弦をしっかり捉えられていない、上手く力を伝えることができていない、余計な苦労や負担ばかりが増えている、そんなことばかり続けていては上達は難しい。

弦に対して確実に力を加えなければいけない・・・角度もしっかり意識しなければならない・・・

にもかかわらず、自ら弦との距離を作ってしまう、無駄に振りかぶって弾こうとするのは不安定極まりない。力が弱いのであれば尚のこと。

 

ちょっとした意識で演奏が効率的になるし音も太くなります。

 

小指だって太い音は出る

 

自分の動画の解説になりますが、例として分かりやすいと思います。低い音が出ないシステムでは違いが分かりづらいので、ヘッドホンなどで聴いてください。

www.youtube.com

 

ブリッジ付近で太い音を出すのはなかなか難しい技術。例え人差し指であってもタッチが悪いのでは音は細く頼りなくなってしまいます。

一方、弦を押し込むことを意識したり、指を抜くスピードやタイミングが分かってくれば、どのポジションでも太い音を出すことが可能になる。

もっと言うならば、どの指だって太い音が出せるようになります。力が重要なポイントなのではなく、スピードやタイミングの方が問われてくるからですね。

 

この小指で弾いている動画、実は小指を使う練習などは普段なにもしていません。小指は使うつもりがない為、縦振動の実験の意味でやってみただけです。

 

「どうしたら太い音が出るのか?」

 

その研究の結果なわけですね。

 

要するに、

 

・過剰な力など求めなくても太い音は出せるようになる

・ちょっとした意識でも音は別物のように変わる

・縦振動は特殊な奏法なのではなく幾らでも応用が利く

 

それを伝えたかったのがこの動画。

 

抜群に強い人差し指があったとしても、角度や力の使い方が悪ければ貧弱な音になってしまう、いくら鍛えても努力が実を結ばないことになる可能性も高くなります。

普段から使うことが大切なのは当然、効率の良い方法を知ること、それを探求していけば、習得も非常にスムーズになる。

  

・・・これは思いっきり精神論になりますが、

 

「出来ない......」

 

なんて思ったら負け。

 

「動かない・・」に染まりきってしまったら本当に動けなくなるのが人間の弱さと怖さ。

 

拳が握れる時点で薬指も動くということ。ジャンケンできるならどの指も動かせてるってこと。そうやって『実は動かせちゃってた』と認識するだけでも違います。

「小指で弾いたって音太くすることができるんだから薬指とか余裕だろ!」ぐらいに構えるのも良いかもしれませんね。

 

縦振動タッチの習得がおすすめ

 

50記事ぐらい書いているので、そちらを読んでいただけたら幸い。

と、それではこの場の話として無責任ですし、あまりに長すぎておすすめできなかったりもします。なので、ちょっと簡単な解説などしてみたいと思います。

 

3フィンガーをやるにあたり、縦振動のタッチの何が活きるかと言いますと、

 

(1)薬指でも太い音が出せる

(2)音の粒も音質も揃う

(3)力が要らなくなる

 

この三つの大きな効果を狙えるのが非常に大きい。

 

(1)については前項の通り、例え小指であろうと太い音が出せるようになります。その作用が(2)についても有効に働いてくるのが実に美味しい。

低い帯域が高速で立ち上がる、ちゃんと聴こえてくる弾き方になるので、「使う指によって音質も音量バラバラになっちゃうんだけど・・」と悩む必要が無くなってきます。

 

これはマルチフィンガーの実践において凄く重要なポイントでしょう。薬指を使用する場合、必然的にブリッジ寄りのポジションになってしまうのが問題。

その時点で音質が変わってしまう、バラつきが発生しやすくなってしまう、そんな課題、宿命に直面します。

 

大体の場合、コンプで揃えたり電気的な加工で何とかしてしまおうとするものですが、音が抜けなくなったり平坦になったり、そういった様々な弊害に苦しむ泥沼にハマるのはおすすめできず。

 

「まずは自分の指だけで何とかする」

 

これを忘れるべきではない。

 

・何も通さずとも十分太い音

・何も通さずともしっかり揃えられる

・何も通さずとも自信に満ちている

 

実に頼もしく強靭ですよね。

 

そして(3)に関して。これは3フィンガーに限った話ではなく、演奏そのものにおいて最重要とすら言っても過言ではないポイントでしょう。

「太い音を出す!」と言うと、物凄く力を入れるイメージをしたり、実際、縦振動に対してそんなイメージを抱く人もいると想像します。

 

でも実際は逆なんですよねこれ。そんな無駄に力んでたら綺麗な縦振動は実現できません。かえって弦が振動しなくなってしまいます。

指がスムーズに抜けなくなる、弦振動も暴れてしまう、フレットにぶつかってノイズばかりが強調される、実音が希薄でバンドに馴染まなくなってしまう、そんな見せかけの音になりがち。

 

だからこそ言いたい。

 

「振りかぶらずに弾く」

 

バチバチ言わすのもかっこいいけど、まずは弦を純粋に鳴らしてみてほしい。

 

ただ指をぶつけてるだけで弦は振動してない、それじゃ悩むわけですよね。そもそもの弦振動が弱い、楽器が鳴ってない、これほどの致命傷はありません。

代わりに打撃音を強調、フレットと弦と金属の音ばかりが響く、それをいくらエフェクターやプリアンプ、コンプで補助しようとしても、肝心の弦振動は良くならず。

 

弦がしっかり振動、必要なエネルギーが発生するからこそ音は大きくなり、それだけ太くもなる。縦振動のタッチの習得とは基本に真剣に向き合うことだと自分は認識しています。

 

ここぞの必殺技として使うのも最高

 

「3フィンガーが必要な場面がある!」と考え習得も目指すということは、それだけ高速なフレーズが求められての必然でもあると想像。

地道に積み重ねが大事、基礎を高めていくことが重要と考える身ではありますが、そういう面倒とかお説教みたいなのをすっ飛ばしたノリも結構好きだったりします。

 

「ソロで目立ちたい!」

 

こういう理由で身に着けたいのであれば、無理してバッキング用とかに鍛える必要もない気はします。ノイズ上等、バチバチ歓迎、それが醍醐味ってのもナイスな思考。

こうなるともう、やるべきことは分かりやすいですよね。太い音がどうたら、音の粒が何やら、堅苦しいことは抜きにしちゃいましょう。

 

「欲望と主張のまま好きに弾く」

 

これが一番。

 

・荒さや粒の乱れがアグレッシブなスピード感になる!

・バッチバチ言っちゃってるのが攻撃的なドライブ感になる!

・ズギャアアァア!って歪ませてゴリ押しするのがかっこいい!

 

こういう特化した使い方をするのも面白いですし、実際、スタンリー・クラークの強引な6連のパターンなんかには痺れるものがあります。

あれで小奇麗にちぢこまっていたのでは迫力が出ないし勢いも台無し。バッキングの実用性なんたらとか考えず、自分のサウンドを主張することだけを考えた方が良い。

 

「普段は2フィンガー。いざって時に三本指!」

 

この考え方だって何も問題ありません。むしろこっちの方が潔くて良いぐらいかもしれません。

 

自分が弾くとしたらこういうパターンも好きですね。シンプルに爽快感がありますし、歪ませてやりたくもなります。

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いずれにせよ、3フィンガーを習得することでまた新たな表現力が身に付くのは間違いはありません。

自分の話をするならば、1フィンガーとのコンビネーションをメタルのバッキングで使ったりもしますし、他にも応用が利くところが沢山あるはず。

 

3フィンガー、出来るようになると超楽しいですよ。

常時使うにも限定的に使うにもおすすめ!

 

3フィンガーの指順を考える

 

3フィンガーで使わない指順

 

2フィンガーの場合【人差し指→中指】の順に弾くのが一般的。反対の人もいるかとは思いますが、どちらの指が先にせよ、そこまでの違和感はないはず。

ところが、ここに薬指を加えると話が一変します。【人→中→薬】の順番では自分は弾けません。この順番を使用する場合、親指も加えた4フィンガーの方が楽。

 

例えば動画だとこんな感じ。

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【人→薬】の2フィンガーもできるんだけど中指と薬指の組み合わせは壊滅的。

トレーニングのためにやることはあっても実際はまず使いません。

 

やはり自分の実感、

 

【薬→中→人】

 

この順番が一番しっくりきますね。

3フィンガーのスタンダードな弾き方と言ったらこれってイメージ。

恐らくは人体の構造的にも自然な流れなのかと想像します。

 

3フィンガーをより実用するには

 

「3フィンガー=常に三本指を使わなければならない!」なんてルールはないわけでして、1フィンガーとのコンビネーションなど複合的な奏法にするのもおすすめ。

3フィンガーをより活かすのであれば様々な順番と運指の組み合わせで練習しておくが吉。非常に便利に実用的に使うことができます。

 

例えばXの曲とかで使う刻み

 

言葉にすると「タンタンタタタタ」って刻みがメインになる曲もあるX。

2フィンガーで弾くのはなかなかしんどいスピード。3フィンガーの順番を滅茶苦茶にして弾くにはもなかなか辛いこのパターン。

 

自分がやるとしたら「タンタン」を人差し指だけでまず弾きます。そして「タタタタ」【薬→中→人→中】の順番で弾きたいところ。

考え方としては【1フィンガー→3フィンガー→2フィンガー】のコンビネーションと捉えると感覚的に分かりやすくなるかもしれません。

 

動画にするとこんな感じ。

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薬→中→人の順番の美味しさ

 

ポイントはやはり【中→薬】の進行は入れないこと。

【薬→中→人】の順番、【人→中】【中→人】の順番は問題を感じませんが、中指から薬指への順番で弾くのは自分的にはかなり厳しい。

 

3フィンガーを上手く使おうとするならば、

 

【薬→中→人】

 

このパターンが最重要だと強く実感。

動画にしてみましたが実に分かりやすく勢いが伝わるはず。

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何度も言いますが、自分的にはこの順番が一番スムーズに弾けます。2フィンガーとは異なる独特のスピード感、グルーブ、ドライブ感も生まれるのが美味しい。

6連系のフレーズ、ハッタリ的に弾くのもかっこいいとは思うんですが、それだけだとかなり限定的な奏法になってしまうのが難点であります。

 

そこで終わらせたくないのであれば、1フィンガーや2フィンガーとのコンビネーションも考える。

【薬→中→人】の順番を上手く取り入れるようにした方が、通常の奏法としての実用性は確実に増します。

 

「どの順番でも高速に自在に!」が理想的だと思うのも確かな一方、3フィンガーならではのニュアンス、グルーブも好きな人間からすると、「便利に楽できるように」って淡泊に取り組むのはちょっと寂しい気がするんですよね。

 

3フィンガーだったら【薬→中→人】が王道。

一番美味しい弾き方と順番になるはず。

 

3フィンガーを練習するならゆっくり色々な順番で

 

しつこいようですが、3フィンガーにおける理想の順番、最も基本になる順番は【薬→中→人】だと確信しています。

この流れで弾くのが一番な自然。サウンドも美味しくなる印象。

 

そして、話をひっくり返すようではありますが、様々な順番の運指で練習することもおすすめなのは間違いありません。

感覚を強化、どの指もしっかり活かせるようにトレーニングしておくとやっぱり違います。

 

「実際に使わないんじゃ意味がないでしょ?」と言われればそれもそうなんだけど、3フィンガーを自然なものとして演奏したいのであれば、「その為に不自然なこともやっておく」って考え方を持つのも有り。

 

何と言いますかね?

 

『負荷をかける』

 

体にも脳にも刺激を与えると覚醒みたいなの起こすのが人間。

 

「神経を通わす」と言うのか?

「血を巡らせる」と言うのか?

「力を付ける」と単純な話にすべきなのか?

 

地道に鍛えることでより確実な奏法として身に付くのは勿論、それまで出来なかった表現方法に辿り着けたらとても素敵だと思うわけです。

ある意味、脳トレとも言えそうですし、時には理に適ってない難しい要素を取り入れることにより、新たな何かを目覚めさせる意識を持つのも練習。

 

ついつい派手に使いたくもなる奏法ですが、基本はやっぱり地道に一歩ずつ。実用的に太く確実な音を鳴らすにも、必殺技として使うにしても、タフで対応力のある指に仕上げた方が良い。

これから3フィンガーを身に付けようする人がいるならば、薬指の使用とそこだけの意識に囚われるのではなく、ゆっくりゆっくり全ての指を地道に鍛えていくことをおすすめします。

 

「指が動かない・・」と嘆くのではなく、

 

「どうやって動かすか?」

「どうやったら動くのか?」

「どう理想に辿り着くか?」

 

徹底して向き合った方が後の糧になります。

 

ベースの3フィンガーをギタリストに教えてみた話

 

THE・ベース人体実験

 

強い力が必要に思われそうなベース。やたら難しいイメージがありそうな3フィンガー。自分含め、その認識をなるべく変えていきたいと常々考えています。

そこで、友人のギタリストにちょっと実験に付き合ってもらいました。動画を撮ってなかったのが勿体ないですが、非常に有意義な時間だった為、記事としてまとめたいと思います。

 

課題は3フィンガー。

意識してもらったことは以下の三点。

 

①薬指は持ち上げて使おうとしない

②弦の触れてはいけないポイントを知る

③弦の丸みを利用して指を使う

 

これを伝えて実践してみてもらってみたところ、ま~、びっくり。いくらギターやってるからって、いきなりあんなに指が動くとは思いませんでした。

音がカスッカスということもありません。しっかり低音も音程感も出てて驚き。弾いてる本人もまさかの手応えだった様子。

 

想像以上の結果に教えた自分も手応えを実感した次第。

 

①薬指は持ち上げて使おうとしないこと

 

個人的な問題か?それとも生物的な問題なのか?その真相は分かりませんが、実は一番弱い指、動かしづらい指は薬指なんじゃないかと自分は認識している部分があります。

 

ピアノを構えるようにして指をテーブルなどに置いてみると分かりやすいかもしれません。この状態で薬指だけを持ち上げようとするのは実に困難。小指の方がよほどに自由が利く印象。

つまりは薬指を必死に持ち上げようとしたり、振りかぶった反動を利用して弾こうとするのはかなり無謀なことなんじゃないかと。

だったらもう下に落とす力、素早く握ろうとする力などに集中した方が話は早い。

 

「それが出来ないから苦労する!」なんてツッコミもありそうですが、『じゃんけん』ができれば問題ありません。あんな一瞬で5本の指をコントロールしてるんだから大丈夫。

「何名様ですか~?」と尋ねられ、指で伝える行為も一瞬で当たり前のように皆やってるはず。思ってる以上に体って使えていたりするもの。

 

だから本当、いきなり難しく考えたり一生懸命に使おうなんてせず、まず指の動かし方を認識、弦を鳴らすことに意識を持って行くべきだと考えました。

それをより強く実感するためにも指が弦に触れている状態からスタート。そこから力を加えて弦を振動させることに集中してみるべき。

 

②弦の触れてはいけない箇所を知る

 

これはちょっと説明が難しいところ。

縦振動のタッチの実践にも絡んできそうなポイント。

 

要約すると、

 

・弦を持ち上げない

・弦を横に引っぱらない

・指を遠回りさせない

 

こんな感じになるかな?

 

欲しいサウンドに対して指が触れるべき場所を間違っている、力を入れる方向を誤っている、そんな点に気を付けてもらう趣旨。

弦の抵抗を強く受けてしまうと難易度は一気にアップ。3フィンガーの実践はかなり難しくなっていってしまいます。

 

その課題を手っ取り早くクリアーしてもらう為、

 

「ここには触れるな!」

 

と教えてみました。

 

分かりやすく言うと、

 

『ピック弾きのアップ時に当たる面』

 

これかな?

 

例えば4弦だったら3弦方向に当たる面。ベースを構えた際、地面側とも言える部分。

そこに頑張って力を加えても弦を横に引っぱるだけになってしまいがち。もっと効率良く弦を押し込む方法を伝えてみることに。

 

③弦の丸みを利用して指を使う

 

これも②と強く繋がりのあるポイント。

 

・引っぱりすぎ

・たわみすぎ

・暴れすぎ

 

弦の扱いの多くがこうなってしまう為、そこに注意してもらいました。

 

この辺りの課題について分かりやすく伝えようと思って出した結論がこれ。

 

『弦の丸みを利用』

 

弦の抵抗をもろに受けようとするのではなく、弦を利用して指を加速させる感じ。

 

太い音、力強い音を出そうとした場合、ついつい乱暴に弾いてしまいがち。

でもそれだと音程感がなかったり、ベチベチと情けなく潰れた響きだけが強調されてしまうから難しい。

それを防ぐため①~③までを意識、指をいつまでもひっかけてしまうのではなく弦の丸みを利用、指がスムーズに離れるように弾いてもらうことに。

 

音は太くなり指は速く楽に動く

 

冒頭でも伝えた通り、結果はびっくりです。本人の経験と感覚が優れてるのも当然あるだろうけど、いきなりあんな3フィンガーができるものなのかと驚き。

人間、ちょっと認識を変えるだけで急成長することも可能なのかもしれません。目の前でああやって見せられると様々考えさせられるものがありました。

 

・太い音を出す

・速く弾く

 

相反するようで意外とそうでもない。実はやるべきことも目指すことも同じにも思える。そんな興味がどんどん湧いてきましたね。

 

実際、自分の場合、

 

「音を太くしようとしてたら速くもなってた」

 

この実感があるのが本当の話。

 

脱力や体の使い方、弦への認識など、そういったことを考えていくと共通項が数多くあることに気付かされます。

矛盾してるようだけど、どうやらそうでもない。実は繋げていくことができる、この気付きと発見が本当に楽しい。

 

ギタリストにベースの3フィンガー教えたって大した意味はないだろうけど、見るべき点、論ずるべき点はそこではないでしょう。

指弾きをしない人間でも太い音を出し、速く動かすことができた事実。それを具体的に見出せた意味は絶対にありました。

 

人に教えて気付けることが沢山あるのも収穫でしたね。

 

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上達に悩んでる、退屈さに負けそう、何かヒントが欲しい、もっと捻くれてみたい、疑問も持ってみたい。

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【ベースポムジンおすすめ記事】

 

初心者でも簡単な意識と変化でベースは太く強くなっていく

 

そんな悩まずベースをもっと簡単にもっと楽しくする方法

 

練習を1日休むと取り戻すのに3日かかるって言うけど

 

なまじ努力して上達もしたばかりに得たのは怪我と固執だった

 

楽器、音楽やるならグシャグシャから解放されるのも大事