ポングとベース

ベース楽しむ人生を

ベース初心者・中学時代(26) Jaco Pastoriusの衝撃 A REMARK YOU MADEの感動

お約束な様かもしれませんが、自分もジャコには凄い衝撃を受けた身です。

 

例の如く「凄いベースを弾く奴を教えてくれ!」と兄貴に頼み「だったらジャコパスだろ!『Word of Mouth』が傑作だぞ!」と教えられました。

そして、何の迷いも無く購入に至った訳なんですが、ま~、正直申しまして、当時の自分ではさっぱり理解が出来なかった次第。

一曲目だけちょっと聴いてずっと放置とか、そんな感じだった覚えがありますし、あのアルバムを理解するには、10年以上の月日が必要になった気がします。

 

その為「あれ全然分かんなかったわ!他に何かない?」と伝えまして、次に教えてもらったのが、かの有名な『Weather Report』でした。

ただ、今回はどれがオススメなのかは聞かなかった為、これまたいつもの如く、ライブアルバムから手を出した次第。

 

それで購入したのが『8:30』という作品になります。

 

ワードオブマウスはさっぱり分かりませんでしたが、こっちは一曲目の【Black Market】が非常に聴きやすかった為、それがまず安心なポイントでした。

マルコ・メンドーサとはまた違うフレットレスサウンドが新鮮でしたし、軽快に弾む様に刻んでいくジャコのプレイも面白く「ロックとは違うけどこれはこれで良いな!」と興味を惹かれました。

 

ただ、三曲目の【Teen Town】まで聴いてもそこまでの衝撃は受けず、上記の通り「面白い」とか「新鮮」ってぐらいの感想だったかもしれません。

マルコはフレットレスというだけでなく6弦だったし、ドリームシアターなんかも聴き出したり、色々と蓄え始めた中学生にそこまでの刺激を与える事はなかったかなと。

 

しかし、そんな評価が一変したのが4曲目の【A REMARK YOU MADE】でした。

邦題は【お前のしるし】

 

この曲でのジャコのプレイとサウンドはもうホント、自分にとっては天地がひっくり返る様な衝撃だったと言っても過言ではなかったんじゃないかと。

TAIJIさん、ダーク・シュレヒターのスラップ、スティーブ・ハリス、マルコ・メンドーサ、ジョン・ミュングなど、そういった凄いものに触れていても、また新たな衝撃を受ける事になりました。

こういうベースの世界もあるのか、まだまだ先があるのか、凄いものが存在しているのかと、とにかく感動した次第。

 

ベースでメロディを弾くという感覚がまだ全然分からなかった一方、ゲイリー・ムーアジョン・サイクスのギターに感動したり涙を流していた訳ですが、それが逆にちょっとコンプレックスになりつつもあったんですよね。

人を感動させるそのサウンドやソロが心底羨ましかった。

ベースで人に感動を与える事は出来ないのだろうか、心に響く様な音を出す事は出来ないのだろうか、そもそもメロディを弾く事は出来ないのか、そんな事をずっと考えていた為、そこにジャコのフレットレスによる美しいサウンドとプレイが来たら、そりゃどハマりするだろうと。

 

他の曲そっちのけで、8:30はこの曲ばかり聴いていたと思います。

 

しかし勿論、そんな音が出る訳も出せる訳もなく、また落ち込んでいくのもお約束なのですが、兎にも角にもジャコとの出会いはやはり、衝撃以外の何者でもなかった次第。

今聴いても、この曲はこのテイクが一番良かったんじゃないかと感じますし、安易にフレットレスを弾くプレイヤーとは次元が異なる印象。

こんな事が出来るのはジャコ以外には存在してないだろうなぁと心底思います。

 

それにしてもまぁ、ここまでずっと書いてきて改めて思いますが、自分はライブ作品に凄い影響を受けてきたんだなぁと。

お前のしるしにしても、スタジオテイクではそこまでの感動をしなかった可能性もありますし「迷ったらライブ盤!」みたいなのが正解だったのかなと思ったりして。

もし、それが酷かったとしても「え~、プロでもこんなミスするのかぁ・・じゃあ俺だって上手くなれるな!」と前向きに変換してたんじゃないかと想像しますし、色々な意味でライブ盤はやっぱり良い刺激になるかもしれません。

 

ジャコのサウンドにしても、個人的には、ライブのちょっと歪んだ感じや荒い方が好きだったり、ジャコ本人がジミヘンとかのファンでもあったり、そういう意味ではロックな素養も多かったんじゃないかと思います。

スタジオテイクの方が綺麗で聴きやすいのは間違いありませんが、良い時のジャコのライブは本当に神がかっている様な気がするところ。

 

どうやっても真似の出来ないオリジナルな存在のはず。