ポングとベース

ベース楽しむ人生を

ベース初心者・中学時代(25) Dream Theaterの衝撃 John myungへの憧れ

MR.BIGやブルーマーダーのコピーも始めたり、音楽的な視野も更に広がっていく中学生。こうなると好奇心は留まる事を知らず、またまた兄貴に色々尋ねる事に。

もっと凄いのがあるのかと期待したところ「だったらドリームシアターだな!イメージズアンドワーズってアルバムを買ってみろ!」と教えられます。

 

しかし何を間違ったか、自分が買ったのは『Live At The Marquee』というアルバム。タイトルをうろ覚えしていたのか、盛大に勘違いして買ってしまう事態に。

 

ただ、これが大正解だったと言いますか、あの衝撃は本当に忘れる事が出来ません。

一曲目でいきなり【Metropolis】が来たインパクトがとにかく凄まじく、終始、圧倒されっぱなしでした。

もう、何が起きてるのかさっぱり分からない、あまりに複雑怪奇マニアックでテクニックも異常、ジャンル的にもどんな分類なのか掴めず困惑の極み。

でも、何故か聴けてしまう、ワクワクしてしまう、難しいんだけど分かりやすく格好良くもある、そんな何だか凄まじい世界に足を踏み入れてしまった気がした次第。

 

これはホント【Images & Words】の方から入ってたら、何か胡散臭さや疑いを持っていたかもしれません。

「打ち込みなんだろ?機械でやってんだろ?」だの何だの、小賢しい知識も増えていった中学生、素直に認めてはいなかった可能性があります。

ところが、これはライブアルバム。お客さんがいるのも分かるし、紛れもなく人間がやってる事だと突き付けられる。

「こんな凄ぇバンドがあるのか!こんな凄ぇ曲を作れんのか!人間でここまでやれんのか!」と、何か到達点を見てしまった様にすら感じました。

 

バンドやそのアルバムで一人二人凄いと思う事はあっても「全員凄ぇ!」ってなる事は実は意外と無かったりする中、ドリームシアターに関しては、メンバー全員の名前をすぐ覚えたりしたのも面白い話。

それだけバンドクオリティが飛び抜けている様に感じたのだと思いますし、全員にしっかり見せ場があったという事でもあるんじゃないかと。

 

そして、個人的にこれも衝撃だったのが、ベースのジョン・ミュングの存在。

6弦を自在に操ってるというだけでも驚愕でしたが、東洋人が世界的な活躍をしてるとか、こんなとんでもないバンドにいるとか、それが凄い励みになった事もよく覚えてたり。

 

こういう感覚がいまいちピンと来ない人もいると思いますし、時代ってのも勿論あるとは思いますが、どうにもこう「世界で活躍できる日本人はいないのか!?東洋人って時点で駄目なのか!?」みたいな物凄く視野の狭い勘違いをしていた為、そんな中、この人の存在には凄く勇気付けられるものがあった次第。

 

自虐的な思い込みにせよ、つまらないコンプレックスにせよ「俺だって絶対上手くなれる!外人と勝負出来るはず!」みたいな感覚を持ったのは正解だったのか、それで更に練習に火が入る事になった気がします。

そのおかげか「黒人のグルーブには勝てない・・・」みたいな話も自分にはいまいちピンと来なくなったり、根拠があろうがなかろうが、よく分からない自信や自覚を持つ様になったかもしれません。

 

とは言え中学生当時では、聴くだけでお腹一杯、満足って感じで、とてもコピーしようとはならなかったのも正直な話。

「ちょっと次元が違い過ぎる・・まだ早いよなぁ・・・」なんて相方と話したり、挑戦には至りませんでした。

受験も何もかも捨てて生きていればまた違ったのかもしれませんが、まぁ、流石にそんな覚悟を決める事は出来なかった為、ドリームシアターのコピーは見送る事になった次第。

大袈裟な話でなく、神格化していた様に思います。

 

このバンドとの出会いは本当、永遠のヒーローって奴が見つかった瞬間でもあるのかもしれません。

未だにずっと好きで、先月にあった武道館ライブなどにも行きましたが、更にレベルアップして現役で突っ走り続けてる事に感動しますし、その探求心や姿勢にとにかく脱帽するところ。

 

中学時代からずっと憧れアルバムも買い続けているのはドリームシアターだけです。