ポングとベース

ベース楽しむ人生を

ベース初心者・中学時代(10) 文化祭に向けバンドの苦労と楽しさを味わう

「さあ文化祭でライブだ!」となると当然、メンバーを集めなければいけない訳ですが、軽音楽部なんて洒落たものがあるはずも無かった為、人選は本当にいいかげんだったと思います。

 

こう言ってしまうのも自惚れか嫌味な様かもしれませんが、自分と同じぐらい音楽にのめり込んでると感じる人間が一人を除き存在していなかったのと、そいつはもう違うバンドをやってるときました。

その為、同じクラスだったからとか仲が良かったからとか、言うなれば、志も何もないテキトーな理由で寄せ集めた為、当然の事ながらそんな上手い訳もない。

正直、文化祭に向けたメンバー探しや選曲には不安しかなかった事を覚えてます。

 

ボーカルは上手も下手もクソもなく近所の同級生に無理矢理やらせる、ギターの二人も何となく始めただけで大した練習はしていない、ドラムはほんのちょっと触ってたぐらいで真面目に始めるのは今回の話があってからとか、まぁホント、そんなレベルからのスタートでした。

 

勿論、メタルをやるどころの話ではありませんでしたし、Xとかやりたくても出来る訳がない。

バンドやるのに色々順番がおかしいだろってのもその通りな気はしますが、まぁ、ありがちな見切り発車とか計画性の無いグダグダ具合にまとめ方など、そういったものを早くに経験出来たって意味では、それも貴重な体験だったかなと

 

ただ、当然の事ながら「このままではどうにもならんぞ!」って流れになりまして、毎度の如く兄貴に相談。

そしてその結果『LADIES ROOM』の【So Many So Sweet】と言う曲をやる事になった次第。

「バンド初めてやるならとりあえずこの辺から試してみれば?」みたいな感じのアドバイスだったと思います。

譜面も家にありましたし、これなら何とかイケるんじゃないかと。

 

しかし「知られてない曲は盛り上がらないだろうから覚悟しとけよ~?」と忠告もされたり、正直に言って、大したバンドにもクオリティにもならない事を確信していた為、やはり、楽しみってよりは不安の方が大きかったかもしれません。

それでも何でも「とにかくライブやってみたい!」という気持ちで動いてましたし、練習も必死にやってましたが、恥かいても仕方ないかってのも本音だったかなと。

 

また、困った事に、練習場所にあてにしていた所から断られたり、時間も本当に限られていた為、忙しく焦ってた記憶しかないかもしれません。

とりあえず、ドラムを頼んだS君の家で練習できる事になり、その点に関しては一安心でしたが、まぁホント、この頃からすでにバンドの大変さってのを実感していた様な気がします。

自分一人弾けてても大した力にはならない、多少上手なぐらいで何とかなるほど甘くはない、誰かの助けがなければとてもやりきれないなど、勉強になる事が沢山ありました。

やる気だけはある自分の空回りっぷりや世間知らずっぷりなど、今考えてもなかなか恥ずかしい話だなと痛感するところ。

 

とは言え、多少の苦労も何のその、一人でコツコツ練習してるのと皆と合わせるのとでは、やっぱり何もかもが全く違う。

特に、ドラムと合わせると一気にバンドやってる感が出ると言いますか、その気持ち良さとか感動は格別なもの。

この感覚と快感に人は惹かれ魅せられるんだろうなと強く感じた次第

下手なメンバーがいようが何だろうが、初めてバンドとして音を出す衝撃とか喜びは共有できるし味わえる。

ここに通ぶってケチをつける様なのはつまらないアホか愚物ってか、そういうモンじゃねぇだろと。

 

実に貴重で大切な時間だったと今でも思います。

 

続く。