ポングとベース

ベース楽しむ人生を

縦振動のタッチ 基本的な練習方法について

縦振動のタッチを習得するにあたり、具体的にどんな練習をしているのかと言いますと、まずは3弦(A)の5フレット(D)を押さえ、ひたすら地味に一音一音確認しながら弾くというのをやってます。

 

ずっと言ってきている様に、如何に弦を垂直に押し込むか、如何に方向がブレない様にするか、如何に指が綺麗に抜ける様にするか、如何に弦が垂直に戻ってくる様にするか、自分の場合はそんな事を考えながら取り組んでいます。

いちいち考えて弾くのが嫌いなのであれば、どうやったらもっと音が太くなるのか、どんな時に良い音がしてたか、そんな事を意識するか理想をイメージしながら弾くだけでも音は変わってくるのではないかと思います。

 

とにかく「何となく」で済まさずに弾くのが重要な印象であり、じっくりと自分のタッチに向き合う様な音を育てる様な、そんな感覚で取り組んでいくと良いんじゃないかと。

録音したり曲や音源に合わせて弾くなど、勿論それも基本であり、必要な事でもありますが、やっつけにならない様に自分の音や弾き方をしっかり認識する事も大切かもしれません。

また、そうする事によって、自分が今弾いている楽器の特性や鳴らし方なども改めて確認できますし、理解もより深まっていくはず。

 

そしてこの練習をする際はやはり、左手の方にも神経を使った方が良いかと思いますし、もしくは、全く意識しなくても大丈夫な様にしっかりと押弦できている事が重要な印象。

 

例えばの話、人差し指だけではなく他の指とも連携して小指で押さえる様にするとか、よりがっちりとホールドした感覚を知りたいのであれば、試しに親指で強く押弦してネックも握る様にしてみるとか、それで音がどう変化するかを知るのも効果的。

バズが出るとか気になってしまうという場合、右手が粗いだけではなく、左手が弱い事も高確率で考えられる為、いつもよりしっかりと押さえた際に音が太くなる感覚があったり、バズも明らかに減ったなんて感じるのであれば、これはやはり、左手の方にも意識を向けた方が絶対に良いはず。

あまり強く押さえすぎたり、ネックが反ってしまうぐらいに力を入れてしまえば、今度はピッチの方に影響が出てしまいますし、絶妙なポイントと力加減を見つける事が大切ではないかと感じる次第。

 

地道な練習と言うと、ゆっくりスケールを弾いたり、メトロノームに合わせたリズムトレーニングなども定番かと思いますが、単音にじっくり向き合うという事は実は意外に少ないのではないかと想像します。

しかしこの、単音をしっかり鳴らせる・響かせる事が出来るというのは、ベースにおいては非常に重要なポイントになるはず。

ここを鍛えてるか鍛えてないかでかなりの差が生まれる可能性もあるかと思います。

超絶技巧を駆使した華麗なプレイをするにも、美しい和音などを鳴らして魅了するにも「ここぞ!」と言う時に説得力のある一音が鳴らせるかどうかで印象がかなり変わってくるのではないかと。

全てが小綺麗で軽い音な様だと、どうしても感動は薄くなるかもしれません。

 

良いか悪いかは別にして、自分の場合、タッチを鍛える為にパッシブベース(OPB)を専用に購入し、数時間ひたすら3弦のDを弾くなんて事をやってた時期なんかがあったりします。

根性論や精神論が嫌いとか言っておいて何ですが、楽器を弾くというのは結局のところ、自分の体を使って行う作業になる訳ですから、どうしても地道に鍛える必要もあるかと思います。

そういう意味では、上達の為の近道ばかりを教えようとする方法論には疑問が湧きますし、楽しさばかりを伝えようとするのもどうかと思う面はあるかもしれません。

 

人間、どうしても短期的に結果を求めがちですが、それだと実は失ってしまうものも沢山ある様に感じる次第です。

または、短期間で身に付けたが故に、短期間で忘れてしまう事も有り得る。

いざタッチを鍛えようとしても正直、なかなか結果が出てこない事も十分に考えられますので、本当にじっくり地道に積み重ねていく事を自分はおすすめします。

 

とにかく奥が深いです。