ポングとベース

ベース楽しむ人生を

縦振動のタッチ 第三関節の使い方や右手について考える

こちらは前回。

pompombass.hatenablog.com

 

縦振動のタッチを身に付けようとする場合、第一・第二関節を使うよりも、第三関節(指の付け根かもうちょい奥)を使う事を意識した方が良い印象です。

要は指を長く使うと言いますか、根元のより強い力を使うと言うか、指先の方にばかり力を入れようなんて弾き方はしない方が良いかと思います。

指で引っ掻く様に弾くとかありがちですが、太く張りも強いベース弦をその方法で弾くのはかなり困難なんじゃないかと。

 

ただ、指を長く使おうと真っ直ぐに伸ばす意識をし過ぎるのも、ちょっと違うと感じるところ。

楽器を持たずとも、とりあえずダラッと脱力してみると分かるかもしれませんが、指がピーン!と伸びているなんて事はまず無いはず。

指を伸ばしたままの状態を維持するというのは、それだけでかなり疲れる作業になってしまう印象。

縦振動のタッチに限った話ではなく、確実に脱力の敵になるかなと。

第三関節を使うとか指を長く使うと言っても、無理矢理に力を入れて弾くのはやはり違うと思う次第。

脱力したいからこそ、より大きく強い力を使いたい訳で、力んでいる状態や意識が常では困る気がします。

 

縦振動を実現しようとする際、弦を垂直に押し込む事が大切だとずっと言ってきましたが、この作業がそう簡単な事ではないと自分も痛感するところ。

最初から指を伸ばしたまま押し込もうとすれば、肝心の瞬間に指を加速させる事が難しくなりますし、それ以前に上記の様に単純に疲れてしまう。

脱力して指が軽く曲がるか丸まっている様な状態で如何に綺麗に押し込むか、そこから如何に綺麗にしならせスピードを得るか、如何に方向がぶれない様に弦が暴れない様にコントロールするか、難題が山積しているかもしれません。

 

そう考えていくとやはり、安定したフォームを作る事の大切をより大きく感じます。

力を入れる方向が悪かったりチグハグしてたり、楽器が安定せずフラフラしているのでは不味い。

弦を押し込む事にすら労力を必要とする様な状態ではなかなか実践は厳しいなと。

 

以前にジェマーソンの話なんかをちょっとしましたが、あのフォームは本当に興味深いものかもしれません。

右親指をPUや弦に強く乗せて固定しようとするどころか、放り出している様にすら見えるのが凄い。

その代わりなのか、PUフェンスに中・薬・小指を置く様にしている印象なのですが、これが意外と大事なポイントなのかと想像します。

手首を変に捻ったりとか前にせり出している様にも見えないですし、ボディに乗せるか付けてしまっている様にも感じる。

自然と楽器に圧力がかかり、弦も押し込みやすいフォームになっている印象です。

 

ずっと言っている事の様ですが、楽器に対して垂直に圧力を加える事が一つの理想とするならば、腕や親指で下方向に力を与えようとするも理に適っているんじゃないかと。

極端な話、自分の体と手で楽器をサンドイッチしてしまう様な感じと言いますか、それだけロックされて楽器がブレなければ押弦についても強力になり、安定感が全く変わってくる様に思います。

勿論、実際はそんなカチコチに固めようなんて事はしてないはずですし、そこで力んでしまうのは本末転倒と言うものですが、少なくとも、楽器がフラフラしてるとか手首も安定してないなんてのは全く違う印象。

 

また、ジェマーソンに限った話ではなく、PUフェンスを利用すると言えば、スラップなんかでもそうだと思います。

様々な要因が考えられそうですが、楽器を右腕で抱える様にしたり、右手小指側の腹か側面辺り(小指球と言うらしい)をフェンスに当てる事で安定感が増す事は確かなはず。

サムピングの方に気が行きそうですが、実はプル時に楽器が変に浮いちゃう様な事が無くなるメリットなんかもあるのかもしれません。

好みはどうあれ(自分は苦手)上手く使えば物凄く効果的なんだろうなと。

 

打楽器の様に叩く事を考えると、 親指が当たるその瞬間とかインパクトが大事なのは言うまでもないですし、この辺は球技や格闘技などでも同じなのかもしれません。

いざ当たった瞬間にブレて力が逃げてしまうとか、 方向が悪く全然力が伝わらないとか、楽器演奏においても実は同じ事が言えるんじゃないかと想像します。

 

いきなり超脱線する様ですが、刃牙に出てきた剛体術とかマッハ突きに削力、修羅の門に出てきた虎砲や発勁など、あの辺は真面目にヒントにしたかもしれません。

特に、楽器本体のブレなどについて強く意識し出したのは、後者の発勁の解説を読んでからの事です。

正直、馬鹿馬鹿しい話だと自分でも思いますが、しかし、とにかく何らかのイメージを作る、実際にそうやって体を動かそうとする事には大きな意味があるはず。

そしてそれで上達したり、理想の実現にまで少しでも近付けるのであれば、何も悪い事など無いのではないかと。

 

イメージも何も無いとなると、それは手探りですらないと言いますか、ただ何となくになりがちではないかと思います。

「太い音を出したい!」なんて思うならばこそ、弦をどう振動させるか、指をどう使うか体をどう使うか、そういった事を考えた方が良いのではないかと感じます。

感覚こそが大事な世界ではあるかもしれませんが、起こっている事ははただの物理現象であるとも言えそうですし、色々なところからヒントを得る事が可能なはず。