ポングとベース

ベース楽しむ人生を

Jiraud Black Cloud 5 Limited  フロントPU用のパッシブトーン

まず簡単な動画を一つ。使用しているのはフロントPUのみ。最初はそのまま、次にパッシブトーンを0にしてオン、最後にパッシブトーンを少し戻すというセッティングになります。

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「PBの5弦が欲しいけどもうベースは増やしたくない・・」

「そもそもPUの構造的に無理がある・・・」

 

そんな事を考えた結果、思いついたのがフロントPUへのパッシブトーンの追加。これもジラウドならではと言いますか、超ハイファイとローファイのどちらも理解し実現も出来る懐の広さがあると思います。

ある意味ではフルチューンの泣き所と言いますか、EQをカットしてミドルを強調した音作りをしたとしても、その粒立ちや解像度までが落ちる訳ではない印象。

音楽の奥深く面白いところかもしれませんが、クリアーである事が必ずしも正解になるとは限らない為、そういう意味でのパッシブらしさとか濁りや歪み感と言うのはやはり捨て難いものだと感じます。

 

そこで活きてくるのがネオパッシブの発想。PUからアクティブバランサーに信号を直接送る事で3.2MΩ入力の恩恵を受ける訳ですが、スイッチングによってその前に250kΩのパッシブトーンを通すというのが面白い。

話によると、コンデンサーを介したパッシブならではのハイカットと言うのはアクティブ(ローインピーダンス上)では真似が出来ないらしく、その微妙な音の膨らみや味わいが何とも魅力的になる印象。

物凄くハイファイでクリアーなサウンドからモコモコのローファイなサウンドに一瞬で切り替える事も出来るのがなかなか凄いです。しかもトーンポットを引っ張るだけと操作も簡単。

 

発想としては物凄く単純なものでもあるのかもしれませんが、しかし、オリジナルであるアクティブバランサーや微電流用トグルスイッチにスイッチポットなど、そういった独自のアイテムがあるからこそ実用的に仕上がるんじゃないかと思うところ。

単純なパッシブの2ボリューム・2トーンの構成で的確なインピーダンスの処理が出来るかは微妙な気がしますし、ましてやフルチューンの様なサウンドやバリエーションを作り上げる事は難しいはず。

また、パッシブトーンを使いローファイなセッティングにしたとしても、そのすぐ後でアクティブバランサーに繋ぐ事になる為、出力はあくまでもローインピーダンスのままなので音は甘くても抜けてきます。

 

選択肢が増える事がプラスに働くとは限らないのも確かな話ですが、楽器を沢山所有したりあれこれ持ち替えたりエフェクターにも凝ったり何だり、そうする必要が無くなるかもしれないと考えると、これはこれでシンプルな選択肢を希望した結果という気もする次第。

 

ま~、本当に幅広く奥も深い楽器になっていると思います。