ポングとベース

ベース楽しむ人生を

続・エフェクターが苦手な本音

エフェクターを通す事による音痩せや変化を気にする場合、

トゥルーバイパス仕様が気になってくるのが定番の流れかと思う。

例えスイッチをオフにしようが問答無用で劣化するなんてのは確かに勘弁だし、

それを通しただけで明らかに音が変わる様な事態は避けたいもの。

自分も出来る事ならエフェクターのバイパス時の音には気を付けたいところ。

その意味ではトゥルーバイパスの方が余計な物が少なく理想的に感じる。

 

しかしそれで痛い目を見る事もあったりするのが世の中の困った話。

あの方式特有の問題と言うかスイッチ切り替え時のノイズが笑えない事もある。

運が悪いと「ボンッ!」と盛大なノイズを出すはめになる可能性がある。

それがしかも気合を入れて挑んだライブで起きた事だったりすると泣けてくる。

自分の場合はサウンドチェックの段階だからまだ助かったが、

あれが本番でタイミング悪く起きたりしたらと思うとゾッとする。

アンプから出るだけでも嫌なのにPAで増幅するとそれが更に凄い事になる。

あの爆発じみた凄まじい音は未だにトラウマである。

ついでに言うとPA側から冷ややかな空気が流れてくるのも勘弁だった。

 

まぁそれが果たしてトゥルーバイパスだから起きた事なのかは断定出来ないが、

エフェクターを増やす程にそういった原因の特定が難しくなるのが嫌なところ。

自分だけに限らず相方のギタリストの音が出ないだのショボくておかしいだの、

そんなトラブルが起きる事も決して珍しくはなかった。

9Vではなかったり専用のアダプターが必要だったりした場合、

これまた話が面倒になってくるし電源周りのトラブルも実に嫌なものだ。

運良く電源を現地調達出来て助かったと思ったら実は原因は別だったとか、

そうやってグダグダと時間が潰れるなんてのも勘弁して欲しい話である。

 

どんなに音に拘ろうが繊細に慎重に厳選しようが、

それが果たしてライブで活きるのか扱いやすいのかは正直分からない印象。

遠慮なくスモーク焚いてる状況が機材に良いとはとても思えないし、

ジャックなどの接点数なんかも少ないに越した事は無い気がする。

前述の様に原因が特定出来ない状況は精神的にかなりの苦痛になるし、

エフェクターもケーブルも無闇に増やすべきではない様に感じる。

一個一個、一本一本、地道に何回もチェックするなんてのは御免である。

 

そういう意味ではトラブルが少ないとかどんな現場でも信頼出来るとか、

実用性に特化した定番製品というのはやはり流石なんじゃないかと思うところ。

もし故障したとしてもすぐに手に入る強みは大きい気がするし、

ハンドメイドでマニアックだから良いとは限らない様に感じる。

大手では出来ない事に挑んだり独自の路線を突き進むのも素晴らしいが、

そこに依存してしまう様な状況もちょっと怖いのかなと思う事がある。

 

「これが無ければ俺の音は成り立たない!」

なんて風にエフェクターに拘りすぎるのも考えものなのかもしれない。

それが手に入らなくなり故障もしてしまったらお先真っ暗になる可能性がある。

考えすぎと言われればそれも確かにそんな気はするが、

それでもやはり自分はエフェクターにそこまで拘りたくないかなと思う次第。

前述の様にあまり依存すべきではないと強く感じるところ。

 

と言いつつジラウドのJFDTを内蔵している身としてはあまり他人事でもない。

代用品が無いので将来的には真っ青になる可能性もありそうで怖い。

でもまぁその時はその時で最悪パッシブで使えば良いかと考えたりもする。

ジラウドはそれでも十分に良い音がしてくれるので致命的な問題でもない。

長く愛用出来る楽器本体を持っている事がまず何よりかと感じるし、

それすら考えないというのも一つの正解ではあるのかもしれない。

頑丈で実用的で特に珍しくも高価でもないってのは強力な武器になる印象。

特にエフェクターやケーブルなどはそうあるべきって気がするところであり、

トラブルとは無縁なぐらいの信頼性があって欲しいと思う次第。