ポングとベース

ベース楽しむ人生を

歯の恐怖と演奏における影響を考える

突然の歯痛に襲われもう十日以上は苦しみ続けている。

歯が軽く接触しただけでも痛みが出るので食事も睡眠もまともに取れない日々。

歯医者で診断してもらってもレントゲンを撮ってみても原因は不明。

見た目にそんな虫歯は確認出来ないし膿が溜まっている様子なども無いらしい。

しかし日を追う事に苦痛は増し痛み止めも効き難く我慢も出来なくなった為、

歯医者と相談した結果ついに神経を取り除く事になってしまった。

 

そしていざ治療に向け歯を削っていったところ恐ろしい事が分かった。

外見からもレントゲンでも分からなかったのだが、

中の神経がほとんど死んでいて腐っている状態だったらしい。

穴を開け歯の中に閉じ込められていた物が開放されたのか腐敗臭も凄まじく、

もはや自然治癒など望めない状況であった事を認識した。

じっとしているだけでも辛いのに痛み止めも麻酔も効き難いのも地獄と言うか、

改めて歯の恐ろしさとその病気の極悪さを痛感した次第。

あの腐敗した毒素が体を巡る可能性もあるのかと思うのもゾッとする。

 

自分は歯ブラシだけを使うのではなく他の器具も使ってよく磨く為、

前述の様に目視で明らかに予後不良なんて分かる虫歯はない人間だと思う。

今回の件で考えられるのは噛み合わせの悪さと食いしばりや歯ぎしりなど、

それが原因で歯が中から駄目になったのではないかと想像するし診断もされた。

実際、食いしばりの痛みで目が覚めたのが今回の地獄の始まりだったし、

もっと考えるなら長年に渡るダメージの蓄積こそが一番の問題の様な気がする。

たとえ歯をよく磨き虫歯が無くても肝心の内側から脆くなっていては本末転倒。

一見は無事でもすでに死んでいる歯というのが存在するのだと絶望させられた。

 

それにしてもこれは演奏にも大きな影響があるんじゃないかと考えてしまう。

顎や口元が緊張していたりそれこそ歯にダメージがあったり、

それで体が芯からリラックス出来るとはとても思えない様な気がする。

どんなに脱力を意識したところで歯を食いしばっているのでは厳しいはず。

極端な様だが眉間にしわを寄せ歯にもグッと力を入れてみれば分かりやすい。

首や肩どころか全身の力みにも繋がる印象を受けるのではないかと。

これで脱力してる状態を作るのはほぼ不可能ではないかと思う。

大袈裟ではなく表情の作り方一つでも力の入り方は変わってくる様に感じる。

瞬間的にあるぐらいなら演奏のスパイスや味わいにもなるのかもしれないが、

それがもう完全に習慣になってるのなら少し考えた方が良い様な気がしてくる。

 

歯が悪いと食事もろくに出来なくなるし体調管理も難しくなるし、

はっきり言ってプラスになる事は何一つないんじゃないかと思う。

疲労が溜まったりそういう時に痛みが増すのも当然の結果かもしれないし、

爆弾を抱えている自覚があるなら本当に早めに処理した方が良いと感じる。

今回のケースを考えると虫歯はなくても要注意なのだと心底思い知った。

歯の擦り減りや食いしばりなどがある様なら対策をした方が良さそうだし、

恐らくそれは演奏にも影響が出ていたり全身の問題にもなっているはず。

 

ベースを弾く程に元気になっていく、そんな演奏と人生にしたいと思った今回、

頑丈で健康な体こそが何より強い武器になるのだと改めて実感せざるを得ない。

体を壊す可能性がある弾き方を長く続けていってしまうのは本当に怖い。

普段の緊張やストレスによるダメージと蓄積はやはり計り知れないと感じる。

演奏によって生まれる筋肉の酷使や体の歪みは馬鹿に出来ないはずだし、

そこから無意識の歯ぎしりや食いしばりなどが生まれる可能性も考えられる。

何がきっかけになるか爆弾になるかは分からないものかもしれない。

歯の痛みの原因が楽器と演奏にある訳がないとは言い切れない様に思う。

慢性的な肩こりや腰痛による影響は勿論、それらの急性の激痛も笑えない。

 

あまり神経質になりすぎるのも体に良くはないだろうし、

健康の為に人生を捨て命を削る様なのは本末転倒な気もするが、

やはり歯一本でも油断してはいけないのは確かなんじゃないかと思う。

と言うよりまずは口の中と歯こそ大事にすべきだなと痛感する次第。

気が狂う様な痛みがずっと続くのは本当に勘弁である。

酷い虫歯は最悪は死ぬ可能性もあるしそれはもう演奏どころの話ではない。

不健康自慢とかアウトロー気取りも出来ない生き地獄には誰も憧れないはず。

優等生でも不良でも善人でも悪人でも歯は大切にした方が良い。