ポングとベース

ベース楽しむ人生を

縦振動のタッチを考える

そもそも縦振動のタッチとはどういったものなのかどんな効果があるのか、

物凄く簡単に乱暴にまとめると太く重い音が得られるタッチだと思う。

倍音構成的には基音が一番大きくなると言うかその為に太く聴こえる印象。

4弦の開放で言えば40Hz辺りの低音もしっかり出てくる事になるはずなので、

並のシステムでは再生出来ないレベルの重低音が出せる様になるかもしれない。

基音がしっかり出て倍音構成がちゃんとしている鳴り方というのは、

プリアンプやEQで作ろうとしてもなかなか実現出来ないサウンドになる。

機材に頼らず太く抜けてくる音が作りたいのであればそれはやはり、

基礎を見直して自分の手で音を作るという感覚を身に着けた方が良い気がする。

 

また、重い音と言っても立ち上がりが悪い訳ではなくむしろその逆である。

低音が後鳴りせず高速に再生されるので太い音を歯切れ良く出す事が出来る。

縦振動のタッチはよく勘違いされがちな印象もあるが、

一音を強く無理矢理に出す為だけにあるなんてものではない。

勿論、ここぞ!という場面でどっしりした音を出す考え方もあるが、

より実用するには全ての音を自然に縦振動で出せる事が望ましいと思う。

グルーブに悩んでいたり音の細さや存在感の無さに悩んでいたり、

そんな根本的な問題に対し縦振動の習得は非常に有効な取り組みになる印象。

 

ではどうやって縦振動をさせれば良いのかどんな感じなのかを考えてみると、

垂直に押し込まれた弦が元の位置に綺麗に戻ってくれば良いイメージ。

奏法的には弦を垂直に押し込み指を素直に真下に通過させる様に抜くと言うか、

イメージとしてはそんな感じの弾き方をするんじゃないかなと。

弦の初動がとにかく大事でありそこがブレると出音に即影響されてしまう印象。

弦を綺麗に垂直に押し込むのもなかなか難しいところだし、

そこから指が抜ける瞬間に変な方向に引っ張ってもいけない。

相当な精度で弾かないと本当に凄いサウンドにはなってくれないと思う。

 

「縦振動なんて元から出来てるぜ!」という自信満々な人がジラウドに行き、

そこで衝撃を受けしょんぼりと帰っていくのも珍しい事ではないらしい。

やはり完全にコントロールするには並大抵の努力では辿り着けないと感じる。

自分も「出来る様になった!」と調子に乗っては何度も何度もへこまされた。

進んでは後退を繰り返していく内に10年以上も過ぎてしまった気がする。

 

そんなこんなで今回もちょっと動画でも。

使うのはほぼ人差し指のみで指の角度と使い方を調整しながら弾いてみた。

力自体はあまり変えてないつもりだが音の太さは確実に異なっていると思う。

特に最後のローDなんかは音圧が全く違うはず。

 

※低音がちゃんと出るヘッドホンなどで聴くのを推奨。

www.youtube.com