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ポングとベース

ベース楽しむ人生を

Jiraud JFDT-HA

ジラウドを語る上で絶対に外せないのがこのプリアンプの存在だと思う。

所有して軽く10年以上は経つが未だにこれを超える物には出会っていない。

軽量小型だったり利便性の意味で惹かれる物も出てきてはいるが、

やはり音という一点についてはどうやっても比較にならない印象。

これ以上の物を求めるのはもう無理だと悟り全く探す気も起きない次第。

 

しかし具体的にどう音が良いのかと問われても困るところはあるかもしれない。

プレイヤーのタッチと楽器本体の音をそのまま増幅するだけという気がする為、

人によってはつまらないキャラだと感じてしまう可能性もある。

とは言えこれほど楽器的で活き活きした楽しい音がする物も無いと思う。

とにかく歪まずハイファイでクリアーなんて言っても同じ様な売りの物はある。

だけどオーディオ的で平坦な物とは全く違う特性を持ってるから話が難しい。

結局その圧倒的な解像度やレスポンスは実際に弾かないと分からない。

 

まぁ分かりやすさで言えば40V駆動によるJFDT-Cの性能が凄いのも確かだし、

特にスラップモードの驚異的なサウンドは他に類を見ないと思う。

でも実のところそれはあまり使わなかったりもする。

スイッチを入れただボリュームを上げるだけというのがほとんど。

ツマミはまずセンターにフラットにとかそれすらやらないと言うか、

そもそもEQをスルーした状態が主なセッティングだったりする。

スピーカーもパワーアンプもまともならEQを通す必要を感じなくなる。

楽器用のアンプのほとんどが如何に安っぽく余計な事をしているか、

ある意味では逆に凄く冷めるものがあるとも言えるかもしれない。

 

そしてそれはパッシブ楽器を通すとより分かりやすくなる気もする。

インボードでもアウトボードでもその威力を感じるジラウド製品だが、

40V駆動になるこのHAではそれが更に凄まじい事になる。

その恩恵をつまらないエフェクターやプリで殺してしまうのは勿体ない。

そういった物の類が如何に音を痩せさせるか劣化させるか、

一度体験すれば価値観がひっくり返るかもしれない。

音抜けに悩み機材探しに苦しむ事などが馬鹿馬鹿しくなる気がする。

あれこれやればやる程に理想とは遠ざかっていく様に感じる。

エフェクターはあくまでエフェクターだと割り切る方が楽になると思う。

 

色々な意味でこのプリアンプが無い人生はちょっと考えられないかもしれない。

すでに生産が終了してる事を考えると100万出されても手放す気にはならない。

購入当時は本当に全く貯金が無い様な状況だったけど、

こうして財産になる事を考えると安い買い物だったし無理して良かったなと。

安っぽい言い方の様だけど本当に一生の宝物って奴だと思う。

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