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ポングとベース

ベース楽しむ人生を

動画集め(1) Anthony Jacksonとボリュームペダル

※メインベースがメンテ中で動画を撮れない為、縦振動とはまた別の話でも。

 

ボリュームペダルによるバイオリン奏法は誰でもやるか考えるかもしれないが、

アンソニー・ジャクソンの域まで鍛え上げるともはや芸術な気がする。

低い音や単音を伸ばしてそれらしく演出するのはある意味簡単だが、

かなり細かいパッセージでもアタックを消して弾ききるのは容易ではない。

6弦で28フレットというのもあるがもはやベースのそれを超えてる表現が見事。

これも一つのタッチコントロールと言うか、

エレクトリックベースに対する理解力の凄まじさを感じる次第。

知らない人は一聴の価値ありかと。

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ちなみにアンソニーではないがメルヴィン・デイビスのバイオリン奏法も見事。

彼の場合は7弦ベースで30フレットと更に音域が広がるところも凄い。

音楽的であり観客を楽しませるユーモアも素晴らしい。

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縦振動のタッチとグルーブ

「グルーブなんて感じるもんだ!理屈じゃないんだよ!」

なんて言われ困惑したり答えも無くずっと悩み続ける事も珍しくないかと思う。

実際、そうとしか言えないものなのかもしれないし、

いくら考えようとも理想的な答えなんて出ないのも確かな気はする。

ただ、個人的には本当にそうなんだろうかと疑問を持つところはあるし、

無闇やたらに根性だ気合だと努力を強制するのもどうなのかとなる。

全て感性や感覚、才能の問題としてしまうのもただの思考停止に感じる。

少なくとも音が全く聴こえてこないとか抜けてこないとか、

それで悩んでいるのを努力の問題だけで解決する事は難しいんじゃないかと。

 

以前の話ではないがナチュラルに遅延がある様なシステムというのは困るし、

それで不要に苦労したり悩むのが良い事だとはとても言えない気がする。

本当に真面目で練習熱心でもそれが裏目に出る事も考えられるかもしれない。

出音がイメージしてるポイントとずれたままなのにそれを正確にキープとか、

これは高級で良い楽器なんだ悪いのは自分なんだと責め悩み続けるとか、

大袈裟ではなく本当に一つの悲劇なんじゃないかと思えてくる。

その遅延すら無意識に矯正してグルーブ出来てこそというのも確かだが、

楽器の選択や練習の方向性が誤っていてそうなっている可能性もあるとすると、

やはり何でも感覚の話で済ませてしまうのは乱暴なノリの様な気がしてくる。

1%にも満たない選ばれた人間や超絶に鍛え上げた人間しかグルーブ出来ない、

そんな事あってはならない気がするし楽器としても欠陥があるんじゃないかと。

 

何をするにもスピードが大事みたいな事をずっと話してきたかもしれないが、

感覚と動作と出音にタイムラグが無い様にする為に必要なんじゃないかと思う。

特に複雑に考える事もなく自分が出したいタイミングで自然に音が出せる、

音が埋もれてしまう事もなく無理に音量を上げずとも存在感をアピール出来る、

そうなった方が絶対に演奏は楽で楽しいんじゃないかと。

縦振動で弾ければ低音も遅れる事なく立ち上がってくれるし、

楽器もそれに答えてくれるならそれだけでかなり条件は良くなるはず。

勿論、とにかく高速にバンバン音が抜けてくる事が絶対とは言わないし、

レスポンスの良さだけで考えるのが正しいとは思わない。

しかし良いタッチが身に付き立ち上がりのコントロールも出来る様になった時、

問答無用で反応が悪い物としっかり答えてくれる物とどちらが扱いやすいか、

これはもう考えるまでもないし悩む必要もない様な気がする。

 

エフェクターにハマったりそれで音作りを追及するのも良いがその結果、

音が引っ込んで抜けなくなったり遅延が酷いなんて事態になる可能性もある。

それでずっと悩んだりあれこれと考えながら弾くのでは辛い。

ちょっとタッチを良くするだけでも驚く程に変わるかもしれないし、

それでレスポンスの良い楽器とシステムにすれば更に変化する事も考えられる。

逆に機材面から揃えてしまうのも有りなんじゃないかと思うし、

非効率にいつまでも悩む事が正しく格好良いなんて事はない気がする。

機材から考えるなんて邪道で音楽的ではないと反感を持たれそうなところだが、

そもそものレスポンスや音抜けなどはもっとちゃんと議論された方が良い印象。

その意味では音色的な面からアクティブやパッシブを語るのはどうでもいいし、

アンプにどんなキャラを持たせるか機能を持たせるのかってのも疑問になる。

基本特性が滅茶苦茶で音が引っ込んでるところからスタートというのは・・・

 

縦振動を身に付けようとする事で気付けるものは本当に沢山あると思う。

今まで憧れていた物に疑問を持ったり全く価値を感じなくなったり、

自分の様に環境が一変してしまう可能性だってあるかもしれない。

物凄く遠回りしていた事にも気付いたし無駄な投資も多かったと反省する。

ベースの魅力や面白さを全然分かってなかったと正直落ち込むものまである。

人生が変わったと言うと物凄く胡散臭く宗教臭くなる気もするが、

タッチやシステムが良くなってベース弾くのが楽しくなった事に間違いはない。

2年と同じベースを弾き続けた事がないであろう人間だったが、

今のメインベースになってからもう7~8年は経ちそれを弾き続けていたりする。

これほど弾いてて楽しい楽器はなかったし結果が出てくれる物もなかった。

 

縦振動のタッチを習得してもグルーブするとは限らないし、

完璧なシステムを用意してもそれで全て解決するなんて事もないと思う。

そもそもベースのみだけを見て考える話でもないだろうし、

追及していけばどこまでも深く複雑な領域なのは確実かもしれない

とは言えあまりに理に適ってない道具や奏法で頑張ってるのを見たりすると、

正直言って凄く勿体ないなと感じる事がよくある様な気がする。

そしてそれを理屈じゃないとか気合も努力も足らんと済ますのはどうかとなる。

タッチを良くするとかシステムを見直すとか具体的に出来る事はあるはず。

その上で更に練習を積んで曲にも臨んでいった方が絶対良い結果になると思う。

リズムが悪いとかグルーブしないとかこのフレーズが弾けないとか、

どうにもならない酷いタッチと楽器でやってたらそりゃ苦戦して当然だろうと。

 

例えばの話、スラップでどうも良い音が出せないとかアタック感が弱いとか、

そんな悩みがあるなら先日の話に出たフルチューンの楽器を弾いてみると良い。

それもベースアンプで試すのではなくちゃんとしたシステムで鳴らすべき。

それでも駄目ならそれでハッキリした原因を見つける事が出来ると思うし、

今度はその問題点に向き合って練習すればどんどん上手くなっていくはず。

やはり問題なのは大した変化も起きないどうにも鈍重な物なんじゃないかと。

「スラップこんなに気持ち良いんかい!」なんて感覚を知るだけでも変わるし、

タッチもそうやって鍛えていけばベースは本当に面白くなってくる。

それこそ理屈抜きにグルーブする事も可能になるかもしれない。

単純に良い音・聴こえてくる音ってそれだけで十分な武器になるはずだし、

結局はそれが基本であり大切であり音楽的にもなるんじゃないかと感じる次第。